kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

トラス政権を細谷雄一は「危機下の経済政策で貧困層と富裕層の両方を満足させようとした」と論評したが、「富裕層に圧倒的に偏った減税と、福祉手当の支給要件厳格化をパッケージでやる政権がどう社民主義的なのか」と「円転」氏が批判

 朝日新聞がトラス辞任に関して細谷雄一のトンデモコメントを掲載していたらしい。

 下記記事のコメント欄より。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

 suterakuso

他の人のツイートで朝日にへんなトラス評が出ているのを知りました。

https://www.asahi.com/articles/DA3S15452290.html
><考論>英トラス首相辞任へ、背景は 細谷雄一氏、ティム・ベイル氏
有料記事
2022年10月22日 5時00分
 ▼3面参照

 ■ポピュリズム的政策、見透かされ 慶応大・細谷雄一教授

 トラス英首相は、危機下の経済政策で貧困層と富裕層の両方を満足させようとした。大規模な財政出動を伴う社会民主主義的なパッケージだったが、トラス氏が政治的に合理的と考えた判断は、経済的には合理性がなかった。結局は両方から批判を受…

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この記事は次のツイートで知りました。(さらに、このツイートは、他の人のリツイートで知りました。)

https://twitter.com/enten01/status/1584058598853705728
>円転💙💛
@enten01
富裕層に圧倒的に偏った減税と、福祉手当の支給要件厳格化をパッケージでやる政権がどう社民主義的なのか。

こういう不可解なコメントが続くとどんどん信用できなくなる。
>>asahi.com
<考論>英トラス首相辞任へ、背景は 細谷雄一氏、ティム・ベイル氏:朝日新聞デジタル
 ▼3面参照 ■ポピュリズム的政策、見透かされ 慶応大・細谷雄一教授 トラス英首相は、危機下の経済政策で貧困層と富裕層の両方を満足させようとした。大規模な財政出動を伴う社会民主主義的なパッケージだった…<<
午後2:46 · 2022年10月23日
·Twitter Web App<

これには次のレスがついていました。

https://twitter.com/araki_masahiro/status/1584098812930723841
>霧名亜夜人(きりなあやと)。国連憲章日米安全保障条約。その理想を補完するもの。
@araki_masahiro
返信先: @enten01さん
そもそも細谷雄一先生は、経済学者ではなく国際政治学者です………
午後5:26 · 2022年10月23日
·Twitter for Android

お知らせまでです。

 

 そもそもトラスが財政支出を拡大しようとしていたのかどうか私は疑問視している。なぜなら、海外発の記事を翻訳文で読む限り、それが明記されている記事にお目にかかることができなかったからだ。単に減税による歳入減を国債で埋め合わそうとしていただけではないかと疑っていた。

 トラスの政策の詳細は知らないので、単なる「疑い」に過ぎない。おそらく何らかの分野で政府支出を増やそうとはしていたのだろうが、上記コメントを読むと「福祉手当の支給要件厳格化」という典型的な「緊縮」財政政策が含まれていたようだ。歳出の総額をどれくらいからどれくらいに変えるつもりだったのか、そしてその内訳はどうなっていたのかを把握しない限り「貧困層を満足させようとした」政策だったのかは判断できない。

 ただ、労働党に不満を持つ人たちの一部がトラス支持に一時流れたのは事実らしいから、貧困層を騙そうとする意図がトラスにあったことは確からしい。

 それにしても、そんなトラスを例の零細政党政治塾塾長がツイートで大々的に持ち上げていたことなど、恥ずかしいの一語に尽きると思う。

 なお、今の日本では減税を「財政規模の拡大」と等号で結んでいるかのような意味不明の言説があるようだ。しかしMMT的といえるかどうか、赤字国債を大増発しろとかお札をどんどん刷れとかいう政策を除き、一般的には減税は歳出削減を伴うから、減税は「小さな政府」を指向する新自由主義政策とされているはずだ。下記はそのエビデンス

 

百科事典マイペディア新自由主義」の解説

 

新自由主義【しんじゆうしゅぎ】

 

政府の財政政策による経済への介入を批判し,市場の自由競争によって経済の効率化と発展を実現しようとする思想。ネオリベラリズムともいう。経済理論としては,ケインズ学派有効需要政策を批判し,政府は市場経済への介入を抑制すべきとするF.ハイエクM.フリードマンの理論に基づく。政策としては,国営企業・公共部門の民営化,規制緩和による経済の自由化,減税と緊縮財政による「小さな政府」などを特徴とする。1970年代後半からラテンアメリカ諸国,イギリスのサッチャーアメリカのレーガン,日本の中曾根康弘の各政権が新自由主義政策を採用した。社会思想としては,〈新保守主義〉と呼ばれるように,市民の自由や権利の保護より資本の自由な活動を優位に置く点を特徴とする。交通・通信から教育・医療・福祉にいたる公共部門の民営化や,市場の公平性確保のための規制の緩和は,市場での優勝劣敗によって,社会保障の低下,雇用の不安定化,生活の格差拡大などの問題を生んでいる。さらに国家の規制から自由になった資本は,グローバリゼーションによって国際的な分業体制を再編し,こうした問題が世界規模であらわれるようになっている。しかし,新自由主義は,つねに改革を訴え,個人や企業に対しても市場での絶えざる競争と自己革新を求めるため,こうした社会的格差は,市場での競争の結果として当事者の自己責任とされる。さらに格差拡大による福祉・教育・犯罪などへの社会不安さえも,新たな市場として新自由主義経済へ組み込もうとするために,新自由主義への根本的な批判が困難になっている。

 

出典:新自由主義とは - コトバンク

 

 長谷川羽衣子は今になって「トラスの政策は富裕層減税だからうまくいかなかった」とかなんとかツイートで言い訳しているらしいが、トラスを持ち上げていたツイートはそのまま残っている。