昨日はたかまつなな批判のまとめ記事を書いたらやたらと長くなって疲れてしまった。ところが、そのたかまつがあろうことか「厚生労働省の社会保障審議会(年金部会)の委員に就任し」やがった。
【年金部会の委員に就任】この度、厚生労働省の社会保障審議会(年金部会)の委員に就任しました。NHKのディレクター時代に、文科省の審議会に取材に通っていましたが、まさか自分が委員になるとは思っていませんでした。最年少なので、若い人の年金への思いをお伝えします。色んなお声をお聞かせ下さい pic.twitter.com/OnCzCrmsjq
— たかまつなな/笑下村塾 代表 (@nanatakamatsu) 2023年3月28日
上記ツイートの反応は、大半がたかまつに対する批判だ。
冷静な議論を呼びかけるならば、まずはこうした挑発的な動画を拡散して、世代間の対立を煽ることから止めた方がよいと思います。
— Kazuo Uozumi(蘇民将来子孫家門&ANTI-FASCISM) (@forthman) 2023年3月29日
ここに登場する「高齢者」のペルソナは創作ですが、高齢者に対する個人的な認識を「人格化」しているとういうことですよね?
https://t.co/8cJsE7O7Jq
高齢者が優遇されてるという、たかまつさんの考え方は怖いです
— カヌレスキー(起業準備中) (@smsmile01319091) 2023年3月28日
我が家は両親も子供もいます
高齢者への予算が減ったら年金暮らしの両親を支えるのは子供である私たち
教育費や老後の貯蓄を両親に使うことになる
その皺寄せは孫である子供たちにいくhttps://t.co/PF2O0e9Ii9
本当に優遇されているのはたかまつが属する一族のような富裕層なのだが、たかまつはどこまで自覚しているのかどうかは不明だが高齢者一般に対する憎悪に矛先を変えさせる悪質な印象操作を何年も続けている。しかも竹中平蔵を筆頭とするそうそうたるネオリベ人士たちと多く交流してきた。
しかし、たかまつは自らが富裕層の出であることの指摘を極端に嫌がる。
私自身がどちらかというとリベラルだからこそ警鐘を鳴らしています。人の生い立ちをバッシングするのは、保守リベラルともに言語道断で許されません。誹謗中傷も同じです。私の考えの批判はいくらでもしていいですが、私の生い立ちを批判することは許されません。誰であっても。 https://t.co/Psjpjff7zu
— たかまつなな/笑下村塾 代表 (@nanatakamatsu) 2022年6月25日
そうはいかない。たかまつが富裕層の出であることは、そのことだけでも搾取する側にいることを意味するから、たかまつに公正な社会活動をやるつもりがあるのなら、その出自は自らが背負わなければならない十字架であることを常に自覚しなければならない。それなのにたかまつは上記ツイートのような高圧的な態度に出る。しかもたかまつが現実にやっていることは、元ネタが米民主党支持者たちによって作られた時には富裕層の高齢者批判だった動画から「富裕層」という属性を削り取ることだった。つまり、現実に富裕層に利益を誘導するための所業を行ってきた。もってのほかである。
それに何よりたかまつは年金問題の専門家でもなんでもない。
ありていに言えば、資本主義による文化大革命と言っていいのでは?
— 窓際のはいおくたん (@high_octane2960) 2023年3月29日
様々な分野で専門家達の声を聞かず素人を入れる。
確かに他国でこういう場に、直接その専門でない人物でない者を入れることはありましょう。倫理学者とかデータサイエンティストとか。
しかし、曲学阿世の徒を入れるとは? https://t.co/pNS60gWcLU
たかまつ自身のブログ記事によると、たかまつは2018年に「東京大学大学院情報学環教育部及び慶應義塾大学大学院政策メディア研究科」で修士号をとったらしい*1。2つの大学で同時期に修士号をとれるとは知らなかった。しかしたかまつが年金の専門家でないことだけは間違いない。
「様々な分野で専門家達の声を聞かず素人を入れる」といえば、政治評論家(自称国際政治学者)の三浦瑠麗もそうだったな。あいつも東大農学部から東大内で文系に転向したんだったっけ。たかまつは「私の出自を誹謗するな」のツイートで「どちらかというとリベラル」などと自称していたが、これも初期の三浦を彷彿とさせる。一方でテレビのワイドショーではどうやらホリプロ所属の岩田明子が本格的に三浦の後釜として活動を始めたようだが*2、三浦瑠麗とは岩田明子的要素とたかまつなな的要素を兼ね備えた、右翼新自由主義側にとっては願ってもないキャラクターだった。その三浦が没落したことは大きい。高市早苗が国会で大苦戦した件とも関連するだろう。未だに時事通信やTBSが高市の「逃げ切り」などと露骨に高市側に立った報道をしていることには腹が立つが、彼らが思いのままに行動できなくなったのは良いことだろう。もっとも、このような極右や新自由主義者の没落が岸田内閣支持率を押し上げている可能性が少なくないから痛し痒しではあるが。
たかまつの話に戻ると、2004年や2007年の参院選の争点が年金問題だったことを思い出した。いずれも自民党が敗北した選挙だ。特に2007年には第1次安倍内閣が総辞職に追い込まれた。現時点ではたかまつの件などごく局所的にしか話題になっていないが、今後大きな論点になる可能性は果たしてあるだろうか。
昨日公開した下記記事のコメント欄より。
2004年や2007年の参院選での自民党敗北(後者は惨敗)は、現在の観点からは(というか当時から思っていたことではあるけれども)民主党支持層に代表される「(没落しつつある)中間層の反乱」と位置づけられた。現在はその頃よりもさらに格差と貧困に加えて労働問題が深刻化している。そんな変化に合わせた戦略で戦わない限り国政選挙で「立憲野党」が躍進することはあり得ない。立民のイベントにたかまつななを呼ぶ泉健太のような人間が代表を務める立憲民主党や、未だに除名問題が炎上し続けている共産党が国政選挙で躍進する可能性などほとんどない。
立民の醜態についてはたかまつ自身が発した下記ツイートを参照されたい。イベントは今年2月18日に行われたようだ。
立憲民主党主催のおしゃべりコロシアムに参加しました。高校生10代と政治家の交流イベント良かったです。高校生の方からもたくさん声かけてもらいました。「憧れています」「YouTube見てます」というものから社会運動の相談まで。少しでも、一緒に社会をよくしたいと思いました。頑張ろう。 pic.twitter.com/P2eIS3npXF
— たかまつなな/笑下村塾 代表 (@nanatakamatsu) 2023年2月18日
泉健太のニヤついた顔には本当に腹が立つ。
立民といえば、たかまつが枝野幸男と対談して論破されたことを根に持ち、枝野の悪口を触れ回っていたはずだが、そのことも枝野とは路線が異なる泉にはプラスの材料だったのではないか、だからたかまつを「おしゃべりコロシアム」とやらに呼んだのではないだろうかと勘繰ってしまう。
いやー、この流れを見るにつけ過去にたかまつなな氏と対談した時の枝野幸男の発言はさすがの慧眼だとしか言いようがないな。
— 温泉ペンギン (@pen_pen2020) 2023年3月29日
まさに枝野の予言の通りの方向に行っている。
世代間対立を煽りたかまつななを持ち上げる層が行政やメディアの中に一定数いるんだろうな。 https://t.co/6t5BYws48z pic.twitter.com/vsF5EfBORw
上記2件のツイートを見比べると、そして共産党の現状を思うと、2021年の衆院選のあとに枝野が引責辞任して泉が後任代表になった一方で志位和夫が権力の座に居座ったことは日本の野党にとって本当に良くなかった、というより最悪の選択だったと思う。逆であるべきだった。しばしばブログ記事にも書いている通り、私は枝野幸男も過渡的な政治家だと認識してはいるが、泉では時代を逆行してしまうから元も子もなかった。一方、共産党はあの時か遅くとも昨年の参院選後に志位は辞任しなければならなかった。しかし両党とも、重要な選択の局面では決まって間違った選択肢を選ぶという落ち目の組織にありがちな陥穽に、もののみごとに嵌ってしまった。
おまけ。記事の冒頭でリンクしたたかまつのツイートがはてブでバズっていた。
たかまつなな/笑下村塾 代表 on Twitter: "【年金部会の委員に就任】この度、厚生労働省の社会保障審議会(年金部会)の委員に就任しました。NHKのディレクター時代に、文科省の審議会に取材に通っていましたが、まさか自分が委員になるとは思っていませんでした。最年少なので、若い人の… https://t.co/dC7EziRIfK"
年金や社会保障の専門家でないだけでなく高齢者への憎悪を扇動する点で全く適性がないのになぜ選任されるのか?
2023/03/29 13:28
たかまつなな/笑下村塾 代表 on Twitter: "【年金部会の委員に就任】この度、厚生労働省の社会保障審議会(年金部会)の委員に就任しました。NHKのディレクター時代に、文科省の審議会に取材に通っていましたが、まさか自分が委員になるとは思っていませんでした。最年少なので、若い人の… https://t.co/dC7EziRIfK"
- [たかまつなな]
誰がねじ込んだかだ。たかまつななの製造者は誰か。製造者もなくこの動きはない。でもこう言うと、こんな風に言われて悲しい、私が若い女性だから、と、マイノリティー憑依(←好きな言葉じゃない)を使うだろうね。
2023/03/29 07:24
たかまつなな/笑下村塾 代表 on Twitter: "【年金部会の委員に就任】この度、厚生労働省の社会保障審議会(年金部会)の委員に就任しました。NHKのディレクター時代に、文科省の審議会に取材に通っていましたが、まさか自分が委員になるとは思っていませんでした。最年少なので、若い人の… https://t.co/dC7EziRIfK"
へー。出世してくねー政治に近づいていくねー やはり議員になりたいのかしら。ルーリー先輩があきらめざるを得なかった道(今のところ)
2023/03/29 13:01
たかまつなな/笑下村塾 代表 on Twitter: "【年金部会の委員に就任】この度、厚生労働省の社会保障審議会(年金部会)の委員に就任しました。NHKのディレクター時代に、文科省の審議会に取材に通っていましたが、まさか自分が委員になるとは思っていませんでした。最年少なので、若い人の… https://t.co/dC7EziRIfK"
三浦瑠麗が出てきたときと同じ匂いがする。御用学者的な何かʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•
2023/03/29 14:54
また、最後にリンクした温泉ペンギン氏のツイートも同様にはてブでバズっていた。
温泉ペンギン on Twitter: "いやー、この流れを見るにつけ過去にたかまつなな氏と対談した時の枝野幸男の発言はさすがの慧眼だとしか言いようがないな。 まさに枝野の予言の通りの方向に行っている。 世代間対立を煽りたかまつななを持ち上げる層が行政やメディアの中に一定… https://t.co/Zb4lHPCGf6"
世代間格差は当然あるけど、それより遙かに大きいのは(世代に関係ない)富裕層と貧困層の差だよね。それを世代間格差こそが悪みたいに矮小化するのは論点逸らしだよ
2023/03/29 18:06
温泉ペンギン on Twitter: "いやー、この流れを見るにつけ過去にたかまつなな氏と対談した時の枝野幸男の発言はさすがの慧眼だとしか言いようがないな。 まさに枝野の予言の通りの方向に行っている。 世代間対立を煽りたかまつななを持ち上げる層が行政やメディアの中に一定… https://t.co/Zb4lHPCGf6"
裕福な親を持つたかまつななが、裕福ではない高齢者と若者の分断を煽り互いを戦わせる。自らをお嬢様と自称するくらい教育費をかけてもらっても、生まれ育った立場という狭い檻から逃れられないのだな
2023/03/29 19:04
温泉ペンギン on Twitter: "いやー、この流れを見るにつけ過去にたかまつなな氏と対談した時の枝野幸男の発言はさすがの慧眼だとしか言いようがないな。 まさに枝野の予言の通りの方向に行っている。 世代間対立を煽りたかまつななを持ち上げる層が行政やメディアの中に一定… https://t.co/Zb4lHPCGf6"
さすが普通のサラリーマン家庭から成り上がった枝野。資本家や二世の理屈に騙されない。
2023/03/29 22:26
温泉ペンギン on Twitter: "いやー、この流れを見るにつけ過去にたかまつなな氏と対談した時の枝野幸男の発言はさすがの慧眼だとしか言いようがないな。 まさに枝野の予言の通りの方向に行っている。 世代間対立を煽りたかまつななを持ち上げる層が行政やメディアの中に一定… https://t.co/Zb4lHPCGf6"
世代対立は貧富を無視し「得してる奴から取れ」で、結果は福祉否定、民生のひたすら緊縮しかもたらさない、逆再配分の詐術という指摘を以前からしていた枝野。たかまつは年寄叩きと言う俗情思い込みで固まっている。
2023/03/30 02:50
たかまつがどこまで自覚的に「上から下への階級闘争を仕掛けている」のか、(三浦瑠麗と同じように)地頭が悪くて単に思い込みに凝り固まっているだけなのかは私にもわからない。ただ、三浦と同様にたかまつが有害無益であることだけは間違いない。
温泉ペンギン on Twitter: "いやー、この流れを見るにつけ過去にたかまつなな氏と対談した時の枝野幸男の発言はさすがの慧眼だとしか言いようがないな。 まさに枝野の予言の通りの方向に行っている。 世代間対立を煽りたかまつななを持ち上げる層が行政やメディアの中に一定… https://t.co/Zb4lHPCGf6"
こういうタイプまで振り向かせようとアピールした枝野は当然徒労に終わり(安倍どころか菅にも勝ち逃げされた)、更に恭順路線に拍車を掛けたのが現立憲代表。非自民は減点法か、端から選択肢から外す有権者舐めるな。
2023/03/30 04:59
これは本当に空しい話で、「更に恭順路線に拍車を掛けた」泉は早く辞めろよと思う。でも枝野もいったん辞めたからには中途半端に復帰しない方が良いとも思うんだよね。
*1:https://ameblo.jp/takamatsu-nana/entry-12363961447.html
*2:これで難しいかと半ば諦めていた、岩田が(三浦のような)悲惨な末路をたどる可能性が出てきた。岩田が出しゃばってくることは不快だが、岩田が出演する番組など最初から見ないからどうでも良い。
たかまつななは、表面上は分け隔てなく、自らの媒体で取材していますよ。共産党だってね。問題は、タブーなくとか騙りながら、実際はどうかということで、例えば、私が自ブログの記事にした、たかまつが聞き手になった、アエラの松川るいのインタビュー記事では、松川に安倍を称賛させるだけさせておきながら、統一教会のとの字も赤木さんのあの字も駆けて駆けて駆け抜けのかの字も出さないという有り様で(だから、これはたかまつ以上に朝日が醜悪なのですが)、いつも私が言うことながら、論理実証正義を基準に議論をしないから、カネとコネがあるものを利することにしかならないということだと思います。そして、新聞社等のアウトソーシング記事ならまだこうして批判しやすいけれども、基本は自らのYouTubeチャンネルなので、批判者側がめんどくさくて実際どうか確認する気になれないとか、さらに批判するにも引用がこれまためんどくさいとかがあるのです。例えば、立花党のインタビューのサムネイルには「民主主義舐めてるんですか?」みたいな見出しが付いているんですが、どうせ、立花党の売りにしているイメージだけ、芸人よろしく突っ込んで、立花党は悪目立ちできるし、たかまつはタブーがないポーズができるしでwin-winなんでしょ、と思いますが、まあ、見る気にならないですよね。私なんか、橋下の番組から文字起こしをして自ブログで批判したことがあり、その時に拷問のような苦しみを味わったので、ほんと、そんな気にはなれないんですよね。
ところで、今朝、別記事の「もっと読む」下の埋もれたところにたかまつが厚労省社会保障審議会年金部会の委員に就任したことをお知らせしましたが、その続きです。
その続きの連ツイに、次のブコメをつけました。>以下がつけたブコメです。
https://twitter.com/nanatakamatsu/status/1640722377733713923
たかまつなな/笑下村塾 代表
@nanatakamatsu
②年金に対する不安、将来に対する不安があり、とくに心理的な意味でのセーフティネットとして年金が若者に機能していない。年金は将来もらえない、破綻するのではないかというような漠然として不安も若者の間ではびこっている。このような不安をとりのぞくような広報や教育も必要ではないか。
午後11:27 · 2023年3月28日
>優等生ぶりながらも、ここで「持続可能」がいの一番に出てくるところがすべて。新自由主義流SDGs論者の見本だね。
…なんかクモさんに喜んでもらえそうですね。
https://twitter.com/nanatakamatsu/status/1640722377733713923
たかまつなな/笑下村塾 代表
@nanatakamatsu
②年金に対する不安、将来に対する不安があり、とくに心理的な意味でのセーフティネットとして年金が若者に機能していない。年金は将来もらえない、破綻するのではないかというような漠然として不安も若者の間ではびこっている。このような不安をとりのぞくような広報や教育も必要ではないか。
午後11:27 · 2023年3月28日
>"このような不安をとりのぞくような広報や教育も必要ではないか" 現状でそれはカモフラージュでしかない。まさしくそれが狙いであり、たかまつのミッションだろうが。真に必要なのは階級闘争!
一つ目のツイートには、今日の間に27(うち1人は本人)のレスがついていて、その多くは批判的なものですが、それを斜め読みして、少し、これはこれでまずいなと思いました。というのは、私は鍋パーティーのブログに年金の2階建て部分には逆再分配の性格も持つということを書いたことがありますが、たかまつへの批判は、その恩恵に預かる(といっても、本人たちにはそれしか頼りがないと感じるということだと思いますが)人たちによる反発の側面が強いと感じたからです。別にそれ自体は当然でよいのですが、たかまつら、分断を煽ることで闘争を有利に進めようとする者たちにとっては、術中どおりで占めたものということになってしまうと思います。ですので、あわせて絶対に必要なのが、1階建て部分の拡充、いや、それよりも、ナショナルミニマムの拡充こそ求められるという声なのです。そして、もう一方で必要なのが、たかまつの一族のような、資産所得でウハウハで、年金なにそれ?おいしいの?くらいの奴らからこそ、社会の恩恵への対価を求めるべきだということです。
これは多くの人にとって、不快とさえ感じられる話かもしれませんが、派遣や非正規等で不安定な生活を送っている人たちにとっては、2階建て年金減額におびえる人たちの、そもそも自分たちの給料を積み立てた積み立てたお金なのにという声は、(それを感じる術さえ奪われているような状況とはいえ)その給料はお前らとお前らの会社がグルになって私たちから搾取してきた金だという反発を本来なら生み出すものだと思うのです。そちらに正しく共闘の手を差し伸べない限り、分断されたまま、別個に押しつぶされやすくなってしまうと思うのです。