kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「実は日本軍の大勝利だった『ノモンハン事件』」なる夕刊フジの極右歴史修正主義トンデモ記事(著者・井上和彦)がヤフコメでもブーイングの嵐を浴びている

 ここ数年、夕刊フジの極右化が激しい。最近、安倍晋三のお抱えだった元NHKの岩田明子を執筆陣に加えたが、それ以外に下記記事なども実にひどい。

 

news.yahoo.co.jp

 

 記事の中身は引用しない。

 まず目を引いたのは、かの「ヤフコメ」ですら、上記夕刊フジ井上和彦が書いた記事に対する批判でほぼ埋め尽くされていることだ。代表例を1件拾う。

 

news.yahoo.co.jp

 

nki*****

 

>最終的に、ソ連が主張する国境線を確保したことで、ノモンハン事件は「ソ連軍の勝利・日本軍の敗北」という評価が定着した。

 

戦闘被害の多寡は、後になって”実は”と解っても全く意味がない。日本は負けた、と言う事実だけが歴史に残る。正に、負け犬の遠吠え、だ。

産経グループと言う報道機関は、何かというと”実は”が多い。

早い話が、日本は負けたと言う事実や史実を認めたくない、或は日本は負けたと言う事実を無い事にしたい、という妙な愛国心を宣伝したいが為の記事を書きたがる癖がある、と言う事なんだろう。

安部氏が亡くなっても、戦前回帰願望が産経系には残ってる、と言う事かも知れない。

 

URL: https://news.yahoo.co.jp/profile/comments/16805129709890.f0a7.00041

 

 コメントへの評価は「上げ」124件、「下げ」25件ほどだから6分の1ほどは右翼の反発だが、こういう右翼が好みそうな記事でさえその程度にしかならない。さすがにこの手のトンデモ歴史修正主義になると右翼の間でも流行らないようだ。

 これが高市早苗のふざけた答弁など「現在の話題」になるとヤフコメは高市応援団のコメントで埋め尽くされるのだが、現に生きている極右は応援するけれども上記夕刊フジの記事のような歴史修正主義は心に響かないというネトウヨが多数なのかもしれない。

 記事についたはてなブックマークのコメントより。

 

実は日本軍の大勝利だった「ノモンハン事件」 「空の戦い」で終始ソ連軍を圧倒 「日ソ中立条約」に引っ掛かってしまったことは痛恨の極み(夕刊フジ) - Yahoo!ニュース

“軍事ジャーナリスト・井上和彦Wikipediaに「新たな同盟の模索としてロシア連邦と組むべきだとチャンネル桜の番組内で主張している」と書いてあった。<a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/" target="_blank" rel="noopener nofollow">https://ja.wikipedia.org/wiki/井上和彦_(ジャーナリスト)

2023/04/04 20:38

b.hatena.ne.jp

 

 やはりこの井上和彦なる極右歴史修正主義者も親露(親プーチン)人士であるらしい。

 

実は日本軍の大勝利だった「ノモンハン事件」 「空の戦い」で終始ソ連軍を圧倒 「日ソ中立条約」に引っ掛かってしまったことは痛恨の極み(夕刊フジ) - Yahoo!ニュース

そもそも日露戦争以来の軍事衝突てのが間違い。失敗に終わったシベリア出兵をなかったことにしたいのかな

2023/04/04 22:28

b.hatena.ne.jp

 

実は日本軍の大勝利だった「ノモンハン事件」 「空の戦い」で終始ソ連軍を圧倒 「日ソ中立条約」に引っ掛かってしまったことは痛恨の極み(夕刊フジ) - Yahoo!ニュース

自分の祖父はノモンハンで負傷し後方にまわされ、終戦時には既に除隊になっていて内地にいたので、今ここに自分がある。お互い酷い損耗で、かつ成果は何もなく、それで誰が何に勝利したと言うのか?狂気じみた言説。

2023/04/04 23:58

b.hatena.ne.jp

 

 ノモンハン事件村上春樹の作風が変化したという中期作品『ねじまき鳥クロニクル』のモチーフになっている。そういえば故半藤一利の『ノモンハンの夏』(文春文庫)を一昨年に買ったがまだ読んでいないのだった。

 夕刊フジの話に戻ると、かつては帰宅の電車内で読むサラリーマンの需要を反映した紙面で、産経新聞の極右色とは一線を画していた。内橋克人の「匠の時代」も夕刊フジに連載された。その後右傾化したが、それでもその後も極右とまでは言えなかった。しかし2018年春に明るみに出た安倍晋三政権による公文書の毀損について当初夕刊フジがこれを批判する(当たり前の)立場に立とうとしたところ、これが読者の不興を買ったと見えて*1、フジはほどなくして論調を安倍政権擁護に転換するとともに産経と同レベルの極右紙となった。その頃以前には夕刊紙では日刊ゲンダイのみを激しく嫌っていた私はこの時期以降、夕刊フジ日刊ゲンダイと同レベルの最低最悪のイエローペーパーと位置づけるようになって現在に至る。

 余計なことを書くと、私は某氏が多用する「限界系」というワードを基本的に認めない。これで思い立ったが、この言葉を現元号安倍晋三の経済政策を指すカタカナ6文字、プロ野球読売軍の日本語の愛称の3つと並ぶ「4大NGワード」としたいと思うが、今回のみ例外的に使うと、日刊ゲンダイ夕刊フジは「左」「右」の「限界系」といえるかもしれない。これをもって弊ブログによる「限界系」の使用は最後とする。以後はこの言葉を禁句とする。

*1:あるいは安倍晋三本人の怒りを買って圧力がかかった可能性もあるかもしれないが、これまでにそのような風説にお目にかかったことはない。