レバ子氏のXより。
新しい自民党総裁は右翼は右翼でも、マーガレット・サッチャー型右翼なので、新自由主義から政策転換で十分勝負になります。ただ革命極右だけはそれだけでは不十分。連帯と共同体の再建をしっかりと訴える事が必要です。愛民、愛郷土精神がない愛国心などすぐに見透かされて消滅します。
— レバ子@Labor Struggle (@laborkounion) 2025年10月4日
高市早苗が「サッチャー型右翼」というのは本当にその通りだ。橋本健二氏のいう「新自由主義右翼」という言葉とも整合する。新保守主義(ネオコン)と新自由主義(ネオリベ)を兼ね備えた1980〜90年代的な新古典的な右翼だ。高市がテレビにデビューした頃からずっとそういう類型だった。ただ「右翼に支配される」人だからネトウヨ位媚びたもするが、それについては小泉進次郎陣営が「ステマ」とやらで「ビジネスエセ保守」と言っていた通りだろう。保守ではなく右翼である点を除いて妥当な評価だと思う。しかしそれをすっぱ抜かれたあたり、小泉陣営の選挙戦はどうしようもなく拙劣だった。
ただ日本国民は、イギリス国民が49日でリズ・トラスを放逐した時みたいには簡単に異物を体外から排斥できないだろう。なんたってイギリス人カズオ・イシグロの代表作『日の名残り』を読解できない人が多い社会だから。それなりの痛みを経ずして高市を放逐することは残念ながらできまい。