kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「神殺しの日本」を読み終えた

星影里沙さんに標記の本を教えてもらったのだが、今日読み終えた。
梅原猛という人は、右でも左でもなくて、ただやりたいことをやってきた自由人であって、時には中曽根康弘に接近して、中曽根がヒトラーに、梅原氏がローゼンベルクにたとえられたこともあったそうだ。
その梅原氏が、日本ペンクラブ会長に選出された1997年以来、権力へのチェックに軸足を置くようになったのは、日本から権力へのチェック機能がなくなってきたことへの憂慮からきているものらしい。
こういうのが、健全な言論人のあり方なのだと思う。