kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

中国に勝つなら環境技術だ。鳩山由紀夫よ、奮起せよ

素人の考える、沖縄基地不要論(その3 軍事論から。 - 眠り猫の日記 を読みて思う。

右翼と陰謀論者ほど手に負えないものはない。両者は重なり合うけれども、陰謀論者の方が勢力は大きい。左派でも陰謀論者はリアルでは少数派で異端だけれども、ネットでは多数派だ。代表的な教祖は田中宇だとか、それよりはるかに程度は低いけれども植草一秀だ(彼は本当は右派だと私は考えているが)。

右翼の言う、中国が軍事的な脅威だとか、台湾に攻めてくるなどというたわごとは笑止千万。一度台湾の人たちと会話でもしてみれば、それらの俗説がいかにひどいトンデモかはよく理解できるはずだ。

中国にとってもアメリカにとっても何より大事なのは経済問題だ。現在の情勢からして、中国が日本だ台湾だのにとって軍事的な脅威になることはあり得ない。馬鹿げた軍事アクションなんかを起こしたら、中国は国際経済の世界で負け犬になってしまう。

そして日本は、中国ともアメリカとも渡り合わなければならない立場にある。基本的な立場は、親米でも反米でも、そして親中でも反中でもあってはならない。アメリカや中国のような大国に対しては、デフォルトはニュートラル(中立)でなければならない。そして、日本が持っている大きな武器は技術力だ。アメリカにだって勝てると私は思っているけども、特に中国相手であれば勝算は十二分にある。今後、日本政府が環境技術における国際競争に力を入れるなら、必ずや日本復活の道は開ける。

ところが、ネットでは経済右派池田信夫から「ブログ左翼」に至るまで、こぞって「地球温暖化陰謀論」の大合唱だ。反知性ここに極まれりである。こいつらの主張に耳を傾けちゃいけない。それは堕落への第一歩だ。

中国に勝つなら環境技術しかない。かつて、日本の自動車産業がなぜ世界を制したかを思い出せ。

日本には技術力は十分ある。だが、無能な政治がそれを活かせていない。博士号を持つ日本初の本格的な理系総理大臣・鳩山由紀夫よ、奮起せよ。