kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

次々と現れる「民のかまど」信者。なんと野田佳彦も!

いやあ、芋づる式に見つかるものだ。小沢一郎*1河村たかし*2に続いて野田佳彦も。
http://www.nodayoshi.gr.jp/kawara/backnum/2008/2008_0120.html

2008年1月20日

№701 「民のかまど」

  

高き屋に

 のぼりて見れば

        煙り立つ

 民のかまども

  にぎはひにけり


この和歌は、庶民から絶大な支持を受けたといわれる仁徳天皇が詠んだものです。天皇が民を貧困から救い、高台から見渡すとどの家のかまどからも立ち昇る煙が見えたという内容です。

仁徳天皇が即位したころ、都の人口が増え、旧来の狩猟と簡単な稲作だけでは人口を維持することも大変な状態でした。どの家でもその日に食べる食料すらなくなり、人々は飢えに苦しんでいました。そのような折に、天皇が難波高津宮から遠くをご覧になられて「民のかまどより煙が立ち昇らないのは、貧しくて炊くものがないのではないか。都がこうだから、地方はなおひどいことであろう」と仰せられ「向こう3年、税を免ず」と詔(みことのり)を発せられました。その後3年たって、天皇が同じ高台から見渡すと、どの家々からもかまどの煙が立ち昇っていたというのが冒頭の歌です。

08年は、この仁徳天皇の仁政を改めて想起すべき年でしょう。今年は14年ぶりに越年国会を経験しましたが、思い起こせば93年におけるわが国の1人当たりのGDP(国内総生産)は世界第2位でした。その後、欧米に追いつかれ追い越され、今や世界第18位にまで後退してしまいました。他国の民のかまどが賑わっている情景を仰ぎ見る立場に陥ってしまいました。

加えて、原油穀物・金属・木材など、ありとあらゆる資源価格が高騰し、生活必需品の値上げラッシュが真冬の日本を襲っています。このまま賃金が上がらなければ、個人消費の冷え込みは必至です。価格転嫁のままならない中小企業の倒産もさらに増えかねません。悪性インフレと景気後退が同時進行するスタグフレーションの危機に直面しています。

だからこそ、思い切った政策転換が必要なのです。ガソリンや軽油等の暫定税率を今後10年間も延長し、59兆円ものおカネを道路整備だけに注ごうという与党の愚策が通れば、民のかまどから煙は立たなくなるでしょう。民主党の主張する暫定税率の撤廃は、民のかまどから煙が立ち昇るための第一歩なのです。

政権交代の醍醐味は、おカネの集め方と使い方が劇的に変わることに尽きます。いま始まった通常国会の最大の焦点である暫定税率論争は、その象徴的テーマだと思います。民のかまどが賑わう世の中をつくるために、全力で頑張る所存です。


平成20年1月20日      野田よしひこ


さすがは民主党。呆れるばかりだ。

もっとも、「減税真理教」に走らない分だけ、野田佳彦の方が小沢一郎河村たかしよりまだマシかもしれない。もっとも、野田佳彦の場合は不況下の消費税増税論だろうから、どっちもどっちだけれど。