「暴力装置」問題で、安倍晋三、平沼赳夫、稲田朋美、城内実の極○四天王(「テトラゴン」には飽きたから名称変更)の反応をチェックしてみた。
世耕の批判があまりに筋が悪かったせいか、安倍、平沼、稲田の3人は、いずれも特に目立った発言をしていないようだが、われらが城内実大センセだけは違う。ブログできっちり取り上げてくれている。
◎ 政 治 ◎ 仙谷官房長官の「暴力装置」発言 | 城内 実(きうちみのる) オフィシャルサイト
国務大臣の失言、暴言が続いている。
18日の参議院予算委員会で、防衛省が政治的な発言をする団体に対して防衛省や自衛隊がかかわる行事への参加を控えるよう指示する通達を政府が出したことを問題として、世耕弘成参議院議員が国家公務員と自衛隊員の違いを質した。それに対して仙谷官房長官が「暴力装置(発言ママ)でもある自衛隊は特段の政治的な中立性が確保されなければならない」旨の答弁をした。
「暴力装置」とは、国民の生命と財産を守るために日夜命がけで働いている自衛隊員に対して、何と無礼な発言だろうか。また暴力装置という用語は自衛隊を違憲とする論者が使ってきたものである。まさか仙谷氏は官房長官という立場にありながら自衛隊を違憲と考えているのだろうか。さらには、言葉使い自体がシビリアンコントロールの原則を否定するものでもある。
以前も菅総理が、総理大臣が自衛隊の最高指揮権を有するという当たり前かつ重大な規定をあたかも知らなかったような発言をされたが、総理や官房長官という政府のトップがこのような認識とはいかがなものであろうか。
国家観なき政治は、亡国への道でもある。
出た! お決まりのフレーズ!!
何度も書くけれども、朝日新聞*1と夕刊フジ*2が城内実と同じ主張をしている。
朝日は下記。
夕刊フジは下記。
ただ、記事の日付は朝日と夕刊フジが18日であるのに対し、城内実のブログは19日付である。だから、城内実が朝日や夕刊フジに教唆した可能性はなく、逆に城内が朝日や夕刊フジを後追いした可能性が高い。
そういや、かつて城内実応援の旗を熱心に振った者や、「城内実さんを温かく見守る」って言ってた人は、今頃どうしてるかな。確か、城内実は護憲派の邪魔をしていない、というのが彼らの主張だったはずだ。
もっとも、この期に及んでまだしつこく城内実ウォッチングをしている物好きは私くらいのものらしく、「信念ブログ」にも「はてなブックマーク」は全然つかなくなってきたし、コメント欄もおとなしいものだ。