今朝、TBSのサンデーモーニングを見ようと思ってテレビをつけたら、またまたまフジテレビに小沢一郎が出ていたので、そのまま見た。7時59分頃からだから、それ以前の小沢一郎の発言は知らない。私が見た限りでは、小沢一郎の口から与謝野馨への直接的な批判は出なかった。与謝野が考えていることは「わからない」と言って、否定的なニュアンスはにじませていたが、その域を出る批判は行わなかった。
小沢一郎は、自らが自由貿易論者だと断りながら、何の準備もなく交渉に臨む政府・民主党に批判的な口ぶりだったが、言っていることは、まだ「国民の生活が第一」を言い出す前の2005年に「論座」のインタビューに答えていたことと何も変わっていなかった。
- 作者: 五百旗頭真,薬師寺克行,伊藤元重
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2006/06
- メディア: 単行本
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特に、80年代末の日米構造協議について小沢がテレビで語ったくだりは、そっくりこの本に出ていることだったと記憶している。
ところで、その日米構造協議で、小沢一郎はアメリカに譲歩ばかりしていた。田原総一朗が小沢一郎に問い質したら、小沢一郎が「日本がなくてもアメリカはやっていけるけど、アメリカがなかったら日本はやっていけないだろ」と答えたとのことである。これは、2007年11月11日に放送されたテレビ朝日「サンデープロジェクト」で田原が語ったことであり、当時私は「きまぐれな日々」にこれを記録している。
きまぐれな日々 小沢一郎もナベツネも福田康夫も、分け隔てなく批判したい
今は、菅直人が政府の責任者で、小沢一郎が「一兵卒」だから、小沢一郎の発言の方が菅直人よりはいくらかまともだが、その小沢一郎も自民党政府の中心にいた頃は上記のようなていたらくだった。
政治家としては、どっちもどっちだろう。