kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「政界の癌」・与謝野馨、「原発推進は決して間違いではない」と開き直る

このところ与謝野馨原発に関する妄言を連発している。


http://www.asahi.com/politics/update/0415/TKY201104150106.html

原発推進は決して間違いではない」 与謝野経財相

2011年4月15日10時54分


 与謝野馨経済財政相は15日の閣議後の記者会見で、「今後も日本経済にとって、電力供給にとって、原子力発電は大事だ。(原発を)推進してきたことは、決して間違いではない」と述べ、東京電力福島第一原発事故を受けても「原子力は必要なエネルギー源」との認識を示した。

 与謝野氏は日本原子力発電出身で、通産相などとして原発を推進してきた。原発の安全性について「言い訳がましいことは言いたくないが、最良の知見、最善の知識、最良の技術でベストなものをその当時は作ったと確信をしていた」と説明。「原発を推進してきた立場として今回の事故に謝罪をするつもりはないか」という記者の質問に対し、「ないです」と述べた。


「ベストのものを作った」にもかかわらず深刻な事故を起こしたという主張は、普通の論理だと「原発推進自体に無理があった」という結論を導くものだろうと思うが、与謝野の思考回路は常人のそれとは全く異なっているらしい。


この与謝野の妄言には、閣内からも反発が飛び出した。


asahi.com(朝日新聞社):与謝野氏の原発推進発言に不快感 枝野長官 - 東日本大震災

与謝野氏の原発推進発言に不快感 枝野長官

2011年4月15日22時9分


 枝野幸男官房長官は15日の記者会見で、自民党時代から原発を推進してきた与謝野馨経済財政相が「推進してきたことは決して間違いではない」と発言したことについて「与謝野氏の個人的な見解だ。内閣としては今回の事態を受け、ゼロベースで検証を行う」と述べ、不快感を示した。

 福島第一原発事故を受け、与謝野氏は15日の閣議後会見で原発の安全性について「ベストなものをその当時はつくったと確信をしていた」と説明し、謝罪の必要性は「ない」と述べた。

 これに対し、枝野氏は会見で「検証の結果に基づいて今後の原子力政策、エネルギー政策については一から議論すべきだ」と強調した。菅政権は事故の収束にメドが立った時点で第三者委員会を設置し、自民党政権時代の政策を含めて経済産業省原子力安全・保安院東京電力原子力安全委員会の問題点を浮き彫りにする方針だ。


そりゃあれだけ記者会見やらされりゃ、枝野はもう原発なんてこりごりだと思っているだろうし、無神経な与謝野の発言には頭にきたことだろう。


枝野幸男といえば、こんな発言もあった。


http://www.asahi.com/politics/update/0414/TKY201104140295.html

小沢氏の倒閣運動「真摯に受け止める」 枝野官房長官

2011年4月14日18時43分


 民主党小沢一郎元代表が菅政権の震災と原発事故への対応を批判し、倒閣運動を再開したことについて、枝野幸男官房長官は14日の記者会見で「現実に多くのみなさんに苦労をかけている状況なので、様々な批判があるのはやむをえない。真摯(しんし)に受け止めながら最善を尽くしていきたい」と述べた。

 一方で枝野氏は「国民が(小沢氏の)発言に対しても、政府に対しても、それぞれ評価をされるだろう」と述べて、小沢氏への共感は広がらないとの認識を示した。


なんとなく、「真摯に受け止める」という言葉とは裏腹に、枝野幸男小沢一郎を小馬鹿にしているような印象を受ける。また、朝日新聞記者も小沢を馬鹿にするようなニュアンスを記事に込めている。

震災後、小沢一郎がいくら力んでもそれが空回りに終わり、浮いているような気がしてならない。小沢信者ももはや、「小沢さんじゃなきゃ震災に対応できない」なんて誰も言わない。小沢信者からは声高な菅批判こそ聞こえてくるものの、小沢待望論の声は驚くほど小さくなった。

やはり震災直後に「安否不明」と揶揄された雲隠れや、原発推進の是非についていっこうにスタンスを示そうとしない態度が信用を失ったのだろうか。小沢一郎の存在感はすっかり薄くなった。