kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

消費税増税を提言し、自ら東北復興に水を差す宮城県知事・村井嘉浩

今朝のNHKニュースで言っていたが、被災地・東北の宮城県知事・村井嘉浩が今日行われる復興構想会議で災害対策税の創設を提言するが、その内容は消費税の増税とのことだ。ネット検索してみると、確かに村井はその構想を持っていることを地元紙が報じていた。
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110419t11017.htm

災害対策税創設を提起 村井宮城県知事


 村井嘉浩宮城県知事は18日の記者会見で、東日本大震災の復興財源として、消費税の増税を念頭に置いた「災害対策税」(仮称)の創設を提起した。政府が23日に開く復興構想会議で提案する。
 村井知事は「日本中どこも同じような災害に遭う可能性があり、国民が保険を掛ける意味合いの税金があってもいい。特別会計基金に繰り入れ、災害対策や復興などに使えばいい」と述べた。
 復興構想会議の五百旗頭真議長が提起した「震災復興税」については、「一つの考え方だとは思うが、東北や被災県のための税になってしまう。国民等しく負担し、利益を享受する公平な視点が必要だ」と否定的な考えを示した。
 民主党が復興財源として発行方針を表明した「復興再生債」(仮称)に関しても「後世に負担を先送りすることになる」と疑問視した。


2011年04月19日火曜日


被災地の知事がこんなことを言い出すとは頭が痛い。こいつの主張は、要するに与謝野馨と同じだ。財界が所得税法人税増税を提言し、自民党石原伸晃が「消費税増税は被災地の方々も負担する」と反対しており、そちらの方がよっぽど正論なのだが、震災前の宮城県民はなぜこんな人間を知事に選んだのだろうか。

調べてみると、村井は2005年に浅野史郎前知事が後継と推した候補者を破って当選した自民党系の知事で、政権交代ブームに日本国内が沸き返っていた2009年10月の知事選でも、民主・社民・国民新党が推す候補者を破って再選されている。

この村井というのはとんでもないタカ派の政治家であり、防衛大学校を卒業して自衛隊に入った後、1992年に松下政経塾入りし、1995年に宮城県議選に自民党公認で立候補して当選した。村井の消費税増税論は、何も昨日今日言い出したことではなく、昨年には消費税率10%を提言している。

こんな男に「被災地の代表者」づらして、わざわざ東北の復興を遅らせるような「復興のためと称した消費税増税」などをやられてはたまったものではない。菅直人与謝野馨は「力強い援軍」とばかり喜んでいるかもしれないが、とんでもない。被災地からは村井を非難する声は上がらないのか。