kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

チェルノブイリ原発事故25周年と朝日新聞と中曽根康弘と

25年前の今日4月26日、チェルノブイリ原発事故が起きた。現地の人は、「チェルノブイリは長く忘れ去られていたが、福島第一原発の事故がチェルノブイリを思い出させてくれた」と言っているとのことだ。

その日、朝日新聞が何を書くか注目していたが、チェルノブイリについては「天声人語」が書き出しで触れただけ。そして15面には、なんとあの日本における原発推進の犯人・中曽根康弘の巨大なインタビュー記事を掲載している。また、その下のコラムでは、「小沢一郎原発のスイッチを入れる決断をしたら、私は評価する」などという意味不明の妄言を吐いた森永卓郎が登場している。森永は首都機能を福島に移転せよ、それが福島第一原発で起こした政府の重大なミスへの謝罪になると主張しているが、被災して止まった福島第二原発などの運転を早期に再開せよという異常な主張をした森永のような愚昧な人物が、何偉そうなことを言っているのかと呆れるほかはない。

そしてもちろん、チェルノブイリ25周年の日に、中曽根や森永の主張で「オピニオン」面を埋めた朝日新聞には、ここまでひどいとはと改めて呆れた。もちろん、朝日新聞の編集者は、チェルノブイリの記念日だと百も承知の上で中曽根インタビューの大きな記事を載せたはずだ。


これが朝日新聞なのだ。