kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

星野仙一、自軍の投手を晒し者に

プロ野球交流戦は、相変わらずパシフィックリーグの強さが目立つが、楽天はロッテともどもかやの外だ。

楽天は、昨日のヤクルト戦に13対5で大敗したが、Yahoo! Japanのスコアを見て呆れた。

楽天打線は、ヤクルトと同じ18安打を放ちながら5点しか取れなかったのだが、その原因は星野仙一の采配にあった。

星野は、4回裏に突然崩れた先発・片山の投球に切れたのか、打たれても打たれても代えず、片山を晒し者にしたのだった。1イニング10被安打はパシフィックリーグのタイ記録。普通はこんなに打たれた投手を晒し者にすることはない。ただ、稀に大きくリードされた敗色濃厚の試合で、敗戦処理の投手が打ち込まれるのを晒し者にする例はある。昔テレビでプロ野球を見る習慣があった頃、読売の西山一宇投手が甲子園球場阪神打線にやはり1イニング10失点の滅多打ちに遭い、目に涙をためて半泣きで投げているのを見た記憶がある。いくら観衆の前でプレーするのに慣れている選手であっても、その屈辱感たるやたいへんなものではないかと思う。

当時の読売の監督は長嶋茂雄だったが、長嶋も選手より自分が目立とうとする監督だったが、輪をかけてひどいのが星野仙一だ。上記の西山は敗戦処理の救援だったが、今回の片山は先発だった。果たして今後も片山をローテーション投手として使えるのだろうか。それとも星野のことだから片山を殴ったあげくに二軍落ちを命じるのか。

楽天打線が18安打を放ちながら5点しか取れなかったのも、大量点を奪われていては作戦も何もとりようがなかったからだろう。つまり、星野がブチ切れて試合を捨てなければまだ反撃の目があったかもしれないものを、片山投手を晒し者にした星野がその可能性を自ら摘み取ったともいえる。

今シーズンの楽天は、打線が良くなかった。しかし、その打線がせっかくヒットを打ちまくった試合で、監督が先発投手の乱調にブチ切れて試合を捨てるようでは、打線の復調にも水を差してしまうだろう。

星野は、ナベツネの人脈だとか原発の宣伝だとかという点を別にしても、そもそも監督としての采配に問題があるようだ。星野にはかつて中日や阪神をリーグ優勝に導いた実績はあるが、年をとると采配が冴えなくなる監督は多い。星野もその部類ではないか。北京五輪でのぶざまな采配は本当にひどかった。

どう考えても、三木谷浩史星野仙一の首を切るべきだろう。