kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

痛恨! マリンスタジアムのアナウンス「サブロ〜〜〜〜〜」はもう聞けない

http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20110622/1308698945#c1308772265

yellowkitty 2011/06/23 04:51
テーマとは関係ないんですが、6月23日日経朝刊文化欄のエッセイは、千葉ロッテの谷保恵美さんですね。


6月23日付日経新聞より。

「『サブロ〜』と言って」。球場で子供たちにせがまれることがある。サブロー選手はロッテの主力打者。普通にアナウンスすれば「○番、ライト、サブロー」だが、私の場合「サブロ〜〜〜〜〜」と語尾が高く伸びる。これがファンに面白がられて、携帯電話の着ボイスにまでなった。

(中略)

イチローさんのような特徴的なアナウンスにして」と、ルーキーだったサブロー選手に頼まれた。本人は覚えていないと言うが、私はドラフト1位入団のスター候補の言葉を重く受け止めた。一軍に定着した1999年は「サブロ〜」だったが、徐々に語尾が長くなった。どこで打ち切ればいいか分からなくなるほど伸びきって今に至る。

日本経済新聞 2011年6月23日付文化面掲載 谷保恵美「ウグイス嬢は "裏方の4番"」より)


私は、「サブロ〜〜〜〜〜」よりも「いまえ〜〜〜〜〜」のコールで、千葉マリンスタジアムのウグイス嬢のアナウンスを初めて認識した。2005年10月に行われた千葉ロッテ阪神日本シリーズ第1戦のラジオ中継においてである。1回裏、そのアナウンスとともに現れた今江は、いきなり先制本塁打を放ったのを皮切りに打ちまくり、シリーズMVPに輝いた。

5年ぶりにその時の記憶が甦ったのは、昨年10月に行われた千葉ロッテ対中日の日本シリーズ第4戦のテレビ中継を見た時だった。あっ、5年前と同じ人だ。そう気づいてネットで検索し、谷保恵美さんの名前を知った。そしてそのことをブログに書いたのだが、それをid:yellowkittyさんは覚えていてくださったのだ。昨年の日本シリーズで、今江は再びシリーズMVPを獲得した。

日経の記事は、ネット版には掲載されなかった。yellowkittyさんのコメントを目にして、コンビニで日経を買い、それを手打ちしたのが上記だ。

しかし、日経の記事が出てから1週間も経たないうちに、悪夢に襲われた。

サブローがトレードされたのである。しかも、サブローのトレード先はあの忌々しい「読売」だった。

ええっ、これであの「サブロ〜〜〜〜〜」は聞けなくなるのか、と思った。

しかし、谷保恵美さんがウグイス嬢をやめたわけではない。来年には「QVCマリンスタジアム」とかいう名前に変わってしまった千葉マリンスタジアムで「千葉ロッテ対読売」の試合も行われるはずだ。その時、球場ではどんなアナウンスが聞かれるのだろうかと気を取り直した。

しかししかし。サブローの登録名は「大村」になってしまったのだ。来年の千葉マリンでは、「○番、ライト、大村」という素っ気ないアナウンスになるのか。がっくりきてしまった。私は普段ブログで政治のことばかり書いているので、「大村」と打つとあの「大村秀章」(愛知県知事)が思い出されてよけいにげんなりする。

大村の移籍後最初の試合となった今日の読売対中日戦で、大村は8回に登場して中日の先発・吉見から勝ち越しのホームランを打った。しかし、読売救援陣が9回表に乱れ、読売は逆転負けを喫して4位に転落した。サブロー改め大村三郎はヒーローになり損なった。

こんな試合をやっているようでは、読売が今季の日本シリーズに出場する可能性はほとんどないと思うが、千葉ロッテもあのクソ星野仙一率いる楽天と最下位争いを演じるていたらくだ。

とんだ興ざめのトレードだった。千葉ロッテ球団にどういう思惑があったのかは知る由もないが、「QVCマリンスタジアム」に足を運ぶ観客も減ってしまうのではないかと思ってしまったのだった。