kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

朝日新聞の紙面に藤原正司と伊藤裕香子が登場

藤原正司とは、電力総連(関西電力労組)出身の民主党参院議員。「藤原正司」でググると、下記記事が出てくる。
民主党の電力総連出身&小沢派議員・藤原正司の寝言があまりにひどい - kojitakenの日記


今朝(7/20)の朝日新聞にその藤原正司へのインタビューが出ている。asahi.comには出ていないようだ。「脱原発 企業の力を落とす」というタイトルに藤原の主張が凝縮されている。菅直人の「脱原発」を否定。再生可能エネルギー特別措置法案については「電気料金が上がる、企業のコストが上がる、産業の空洞化を起こさないようにしろ」と注文する。発送電分離も否定、現行制度の方が良いと主張。原発のストレステストは原発再稼働の前提とすることにも反対。耐震性は国が既に指針を出しており、自分が決めたことを自分が否定するのは良くないとする。藤原は電力会社のイエスマンではないのかという、藤原の回答に業を煮やしたと思われる記者のストレートな問いには、決してイエスマンではないと答えた舌の根も乾かないうちから、電力会社も脱原発は冷静に検討しているだろうけれども原子力に代わるエネルギーはないなどと、これを「電力会社のイエスマン」と言わずして何と言うのかと言いたくなる発言。

結局藤原の発言で賛成できるのは、インタビュー末尾の、菅直人がちらつかせる「脱原発解散」について、「今の民主党の支持率で解散すればボロ負けだ」というくだりだけだった。しかしこの発言にしても「国民は賢く」などという余計な言葉がはさまっている。東京電力福島第一原発の事故を受けて、「脱原発」事態は支持しながら選挙では原発推進勢力である自民党に投票するような馬鹿な国民が多いから、「脱原発」がいっこうに進まないのが現実なのだ。もちろん、この藤原正司のインタビューに象徴されるように、民主党もまた「原発推進勢力」の政党と言わざるを得ないという側面もあるのだが。民主党の議員のうち、原発利権と関係ない人たちは、「脱原発」を鮮明に打ち出さない限り、次の衆院選では大敗が待っていることを知るべきだろう。


今朝の朝日では、最近あまり記事を見かけないなあと思っていた、「富裕層と大企業にとってのエンジェル」と私が密かに名付けている経済記者の伊藤裕香子が「オピニオン」面の「記者有論」に登場して消費税増税論をぶっている。伊藤裕香子の顔写真は初めて見たが、彼女が書く記事の印象とよくマッチしていた。


藤原正司と伊藤裕香子のせいで、朝から気分が悪い。