阪神 9-3 ヤクルト(20回戦、京セラドーム大阪:阪神11勝9敗)
野球に限らずサッカーでもそうだが、ロードゲーム*1はホームゲームより勝つのが難しく、ここをいかに凌ぐかが大事だ。
プロ野球読売リーグの2位・中日は過去3週間の6カードのうち5カードがロードだったが、しぶとく凌いで*2、首位ヤクルトに2ゲーム差に迫った*3。もうゲーム差はないも同然である。ヤクルトが優勝するためには、あと5試合ある中日戦のロードゲームを最低でも2勝3敗で乗り切ることが必要で、あとはロードが多いとはいえ下位の球団相手の試合をいかに拾っていくかが鍵を握る*4。終盤ロードが多いヤクルトにとっては、先月の阪神戦6試合のホームゲームは非常に大事だったのだが、幸運にも6戦を全勝できた。だから中日の猛追を受けても首位をキープできたのだが、そのヤクルトの最大の鬼門はロードの阪神戦だ。これまで甲子園で1勝4敗、京セラドーム大阪で3戦全敗の計1勝7敗だった。今年4戦目の京セラドームは、ヤクルト・石川対阪神・秋山という先発投手だったから、ロードゲームとはいえ落とせなかったのだが、3対9で完敗した。あっさり「死に虎」に蹴られてしまったのである。中日はナゴヤドームで広島に勝ったのでゲーム差はついに「1」となった。
阪神の先発は明日が能見で明後日が岩田なのだろうか。ヤクルトは館山と増渕だろうが、最近の館山は血行障害の影響か中盤に決まって息切れするし、増渕は良かったり悪かったりで相変わらず信用ならない。それでも2試合のうち最低でも1つは勝たなければならない。いずれにせよ、来週の中日4連戦に2勝が必要な事態になってしまった。救いは、今年の中日は昨年ほどホームゲームで強くないことだが、それでも今のヤクルトにとって中日4連戦の2勝はかなり高いハードルだ。
中日との直接対決は4連戦のあと、再来週にやはりナゴヤドームで最後の直接対決1試合がある。その後も両チームのゲームはあるが、この試合でペナントレースの行方が決まるかもしれない。
その日はなんと「10・19」である。この日まで優勝争いがもつれるのか。