kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

やっぱり全く期待できない「横浜DeNAベイスターズ」。GMに高田繁だって? バッカじゃない?

さんざん読売・ナベツネの介入を許したあげく、球団名に企業名を入れる暴挙でドッチラケさせてくれた「横浜DeNAベイスターズ」だが、呆れた行状はこれにとどまらない。

日曜日のTBSテレビ『サンデーモーニング』で張本勲が「昔の名前で出てる人を呼ぶべきではない。もっと若くて才能がある人はいくらでもいる。私が推薦しても良い。日本にGMなんて制度は合わない」としきりに言っていたので、いったい何のことだろうと訝ったが、モバゲー球団が読売OBの高田繁GMに招聘する動きが報じられて初めて、張本の発言の意図がわかった。

私は張本の意見に賛成だ。高田繁で思い出されるのは、この男がヤクルト監督をやっていた時の読売戦の惨憺たる成績だ。2008年にヤクルト監督に就任したこの男は、この年神宮球場で迎えた開幕の読売3連戦に3連勝したものの、シーズン終了時の読売戦成績は6勝18敗だった。つまり、4回戦以降3勝18敗だったのだ。この年はゴールデンウィークの東京ドームで1勝2敗のあと、二度目の神宮球場での3連戦に3連敗した。これで切れた私はその後の対戦は覚えていないが、読売の優勝はヤクルトのエラー同然のサヨナラヒットで決まったのではなかったか。

翌2009年は前年にさらに下回る読売戦5勝18敗1引き分けだった。2010年は、開幕の東京ドームで初戦に負けたあと連勝したものの、対戦成績3勝2敗で迎えた二度目の東京ドームで3連敗。そしてこれが高田監督最後の読売との対戦になった。交流戦の不成績で高田は監督をクビになったからである。結局高田が監督をやっていた時のヤクルトは、読売戦14勝41敗1引き分けのていたらくだった。高田のあとを継いだ現監督の小川淳司は読売戦に5連勝を含む8勝7敗1引き分けと勝ち越し、東京ドームで行なわれた最終戦にも勝って読売を3位に突き落としたが、高田の「負の遺産」のせいでシーズン通しての読売戦勝ち越しはならなかった。

小川監督は、高田のやり方のうち、読売戦の戦い方だけは承服できなかったという。その言葉通り、読売を徹底的にマークした小川ヤクルトは、今年読売リーグで唯一読売に勝ち越した(12勝8敗4引き分け)。優勝した中日は読売に負け越し、阪神は3年連続で読売戦の対戦成績が五分ながら、最後の読売戦2試合に連続サヨナラ負けを喫して読売をクライマックスシリーズに進出させた。その読売をクライマックスシリーズで叩いたのも小川ヤクルトだった。高田では絶対にそうはいかず、読売に連敗していたに違いない。

まるで古巣・読売に貢ぎ物をしていたかのような高田繁。こんな男をGMに招いた「横浜DeNAベイスターズ」の読売戦がどんな成績になるかは火を見るより明らかだろう。一事が万事、読売に頭が上がらない「DeNAベイスターズ」、そののちには「モバゲーベイスターズ」になるのかもしれないが、こんな球団が長くは続かないだろうとは、誰にだって予想できることだ。