朝日新聞(1/19)朝刊から。
- 福島の食事に含まれる放射性セシウムの量は1日4ベクレル(中央値)、関東では0.35ベクレル(同)、西日本では検出限界未満(1面トップ記事)。福島では内部被曝に関する国の新基準(4月から適用)の1/40だが、60年代に超大国が核実験を繰り返してきた頃の日本人の食卓で含まれていたセシウム量の2倍程度とのこと。数値自体はさもありなんと思えるもの。これをどうとらえるかについては福島の人たちに判断してもらうしかない。よそ者が「全く影響ない」と決めつけるのも、「福島から人々を非難させるべきだ」と決めつけるのも、その両方に私は大反対。前者には右翼が多く、後者には「小沢信者」が多い。
- 「おーい、でてこーい」もとい大飯原発3, 4号機のストレステスト評価案を「妥当」と判断した保安院の評価案についての意見聴取会から傍聴者を締め出そうとして紛糾。原発稼働年数を現行のなし崩し「60年」のままにしようとする企みとあわせて、ますます民意からかけ離れる「野ダメ」自滅政権。あとどれくらい持つか。民主党代表選の9月まで持つかさえ怪しくなってきた。
- 「自民主」の「談合」になるかと思われた比例区80削減案は、自民党が公明党に配慮して反対に回った。もう民主党自体を削減するか、最低でも民主党の中でも特に「80減」にご執心の小沢一郎を削減した方が良いのではないか。岩手4区を廃区にして、同区の有権者は比例区のみにしか投票できないようにするとか。
- 社民党の党首選に推薦人が集まらないのだとか。福島瑞穂と阿部知子の冷戦が長く続く同党だが、「反福島」系の阿部らの陣営が4人の推薦人を集められないのではないかとは前から言われていたが、福島瑞穂も推薦人を集め切れないとはどうなっているのか。かつて政党は小さい方が争いが先鋭化すると菅直人が言っていた*1。それを地で行っている*2。社民党はもう末期症状を呈しているのではないか。
- 参院のたちあがれ日本の3議員が「新党改革」との統一会派を改称して自民党と統一会派を結成。衆院岡山3区の平沼赳夫はどうするのか。城内実にも裏切られて夢破れた平沼は、もう次の衆院選には出馬せず引退した方が良いと思うが。
- 菅内閣で総務政務官となり自民党を除名された「トンデモ」議員の浜田和幸が国民新党入りした。国民新党も末期症状を呈しているが、「石原新党」とやらに加わるらしいからもうどうでも良いのか。そういえば「新党きづな」の内山なんとかという議員も「石原新党」入りに意欲満々らしい。「きづな」は民主党の中でももともと財界寄りで右翼・新自由主義色の強い連中が寄せ集まった政党だから、「石原新党」入りはお似合い。