kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

河村たかしの暴言に反発した南京市が名古屋市との交流を停止

「小沢信者」たちが大好きな河村たかしの暴言に南京市が怒った。


http://www.asahi.com/international/update/0222/TKY201202210816.html

南京市、名古屋市との交流停止 河村氏発言受け


 中国・南京市政府は21日、名古屋市河村たかし市長が「南京事件というのはなかったのではないか」と発言したことを受け、両市間の公の交流を当面停止すると発表した。南京市外事弁公室のスポークスマンは「虐殺の史実を否定する(河村市長の)発言は、南京市民の感情を著しく害した」と非難した。

 河村市長は20日、姉妹友好都市である南京市の共産党市委員会の常務委員ら訪日代表団の表敬訪問を受けたとき、「一般的な戦闘行為はあった」としながら、旧日本軍による虐殺を否定するような発言をした。訪日代表団はその後、「河村市長の言論は無責任であり、歴史をねじ曲げ、南京の人びとを尊重する気持ちが欠けている」と非難。

 河村市長が南京事件後に現地に駐屯した父親が優しくもてなされたことを理由に挙げたことについて、南京大虐殺記念館の朱成山館長は「個人的経験に基づいて歴史を主観的に臆測することは極めて不謹慎だ」と批判するなど、南京で反発が広がっていた。

朝日新聞デジタル 2012年2月22日2時17分)


当ダイアリーに何度か書いたように、河村たかしというのは「THE FACTS」の意見広告に名を連ねた極右だから、河村の発言自体は驚くにはあたらない。こんな人間を名古屋市長にした名古屋市民は手痛いしっぺ返しを受けたわけだが、自業自得としか言いようがない。

河村は、経済政策においても「減税真理教」を唱えており、ある意味「ベーシックインカムで金を恵んでやるけど、それ以上は何もやらないよ」と言っているに等しい橋下徹以上の「経済極右」である。「政治思想極右」にして「経済極右」であるこの人間とリアルの小沢グループの政治家は仲が良く、「小沢信者」たちも河村を礼賛している。

そういえば最近気づいたのだが、「小沢信者」の有力ブログのコメント常連に、「通りがけ」というHNを用いている人間がいるが、この人間は「日本共産党(左派)」という、名前とは裏腹に共産党と不倶戴天の敵対関係にある極左系の地方紙『長周新聞』の、ネットのサイトにはアップされていない記事を手打ちしてせっせと「小沢信者」のブログのコメント欄に投稿している。

ある「小沢信者」のブログでは、コメントの大半が「通りがけ」の宣伝記事で占められ、さしものブログ主も迷惑がっているが、その例に限らず、いまや「小沢信者」のブログのコメント欄では議論すら起きず、「通りがけ」のような極左が宣伝するだけの場と化しているのだ。

このあたりに「小沢信者」の本質がよく現れている。そしてそんな「小沢信者」たちが「政治思想極右」にして「経済極右」の河村たかしに入れ込むのも、極右と極左の親和性が高いことを示す好例だろう。


[PS]
id:puyonyanさんのコメントで思い出したが、そういえば「小沢信者」は過去には城内実に入れ込んでいたのだった。「『右』も『左』もない」という彼らのスローガンを思い出す。