WBCはやはりアメリカにとって鬼門だった。今回は2次リーグでプエルトリコに苦杯を喫した。
http://baseball.yahoo.co.jp/wbc/game/2013031611/text
実はひそかにプエルトリコを応援していた。ヤクルトの(頼りない)先発投手・ロマンがいるからだ(上記の試合では登板していない)。
アメリカ先発のボーゲルソンは元阪神のボーグルソン。阪神時代には、ピッチングはやはり頼りなかったけれども、中日の川上憲伸から特大の本塁打を放つなどの強打で知られた。実はヤクルトのエース・石川もボーゲ(グ)ルソンに本塁打を打たれたことがある。しかも、ボーゲルソンは読売(や広島)には全くといって通用しなかったのに、なぜかヤクルトキラーだった*1(川上憲伸がいた中日にも結構強かったようだが)。現在ではサンフランシスコ・ジャイアンツに所属しているから、アメリカが決勝トーナメントに進めば、本拠地で試合をすることになっていた。アメリカの先発がこのボーゲルソンとあっては、ますますプエルトリコを応援しないわけにはいかない。東京ドームでは山本浩二が「アメリカとやりたい」と言っていたが、私は「何言ってんだ、そんなに負けたいのか」としか思わなかった。
ボーゲルソンは、初回に失点した後は抑えていたが、6回に2人の走者を残して降板し、救援投手が打たれたようだ。きれいにボーゲルソンKOとはいかなかったようだが、ボーゲルソンを敗戦投手にすることができた。
これでめでたく「ロマンのいるプエルトリコ」が決勝トーナメントに進出したが、周知のようにオランダにもヤクルトのバレンティンがいる(キューバ戦で故障したらしいが)。そして日本チームにはヤクルトからは相川ただ1人しか出ていない。他に1人しか出ていないチームとしては中日、ロッテ、オリックスがあり、誰も出ていないチームとしてはDeNAがあるが、読売からは7人、1次リーグの舞台となったヤフオクドームを本拠地とするソフトバンクからは6人も選ばれている。面白くない話である。
だから正直言って今回のWBCでは特に日本チームを応援してはいない*2。ただ、ヤクルトの選手が1人ずついる3チームが決勝トーナメントに進んだのは痛快だ。欲を言えばブラジルが勝ち進んでくれればいうことはなかったが、そうは問屋が卸さなかった。
http://matome.naver.jp/odai/2136306251447602301(2013年3月13日)