kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「小沢一郎の盟友」だったという政治ジャーナリスト・渡辺乾介氏が死去

今朝の新聞に載っていた『週刊新潮』の公告に、「盟友ジャーナリスト鬼籍に入って『小沢一郎』の孤独」と出ていたので、「盟友ジャーナリスト」って誰だと思って調べてみたら、渡辺乾介という人だった。8月12日に死去していた。


http://www.asahi.com/obituaries/update/0815/TKY201308140444.html

渡辺乾介さん死去 政治ジャーナリスト


 渡辺乾介さん(わたなべ・けんすけ=政治ジャーナリスト)が12日、くも膜下出血で死去、69歳。通夜は18日午後6時、葬儀は19日午前11時から東京都港区南青山2の26の38の梅窓院で。喪主は妻幸江(さちえ)さん。

 ケニー鍋島のペンネームで政治漫画「票田のトラクター」(小学館)の原作を手がけた。政治家小沢一郎氏を長年取材したことでも知られる。

朝日新聞デジタル 2013年8月15日1時55分)


さらに調べてみると、渡辺氏は1992年に『あの人―ひとつの小沢一郎論』(飛鳥新社, 1992)という本を出している。「『真の改革者』か? 『唯の権力主義者』か? 三年半にわたる密着取材を通して克明に描かれた話題の政治家の実像。」とのことだから、小沢一郎自民党幹事長になる前後から取材し、小沢の自民党在籍時代に出版された本だ。

私はこの渡辺乾介という人を知らなかったが、いわゆる「小沢信者」(=「小沢左派」)も誰も知らなかったのではないか。私は彼らをヲチすること長いが、彼らの書いた文章で「渡辺乾介」なる人名にお目にかかった記憶は全くないからだ。

古くからの小沢支持者(=「小沢右派」)であるブログ『日々坦々』のブログ主は、

ちなみに渡辺乾介氏が書いていた頃、特に書き始めた頃だと思うが、93年から95年くらいの週刊ポストが面白くて毎週買っていた。渡辺氏は外部のジャーナリストとしてポストに関わっていたが、政治ものについては、ほとんど渡辺氏が手がけ、そのころ週刊誌では週刊ポストが売上部数トップが続いていた。(後に週刊文春に抜かれている。)

と書いている*1

渡辺乾介氏を知っていたかどうかで、「小沢左派」と「小沢右派」を識別することができるのでないかとふと思った。

全然知らなかった人ではあるが、故人の冥福を祈る。