kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

2020年の日本には発揚する国威もない

2020年の東京五輪は1936年のベルリン五輪と同じで、国威発揚に利用されるだろうとの意見がある。
しかし、それはあまりにも楽観的に過ぎる想像だろうと私は思う。
私は、2020年の日本には発揚するだけの国威の持ち合わせなど既にないのではないかと考えているのである。
正規雇用者の比率の急増、ブラック企業の跳梁跋扈。
若者が生きていくのがやっとの収入しか得られなかったり、ブラック企業によって心身が破壊されたりしている。
そして、非正規雇用をさらに拡大し、ブラック企業の経営者を与党の参議院議員にする安倍晋三が総理大臣を務めている。
少子化を止めるどころか、政権自身が少子化を加速させている。
これで憲法を改正して戦争のできる国にして、近隣の国と戦争でも始めようものなら、戦争に駆り出される若者が戦死して、さらに若者人口は減少する。
国力の衰退を政権が加速させている現在、発揚するだけの国威も、戦争をするだけの若者人口も失われつつある。
最近、近未来の日本は、1930年代から40年代にかけてとは違った破滅をするのではないかと思っている。
戦前の日本は、産めよ増やせよの政策をとり、人口が急増していた。そして増えた若者を戦場に送り込んだ。
現在は人口が急減している。それなのに政権が格差をさらに拡大させる政策をとり続けているから、人口減少が止まらない。
だから発揚するだけの国威もなくなる。
この政権はどんな倒れ方をするのか。この国はどんな破滅に見舞われるのか。それを止めるにはどうすれば良いのか。
そんなことを今考えている。