kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

無能な稲田朋美、まさかの「焼け太り」か

トモミ、あまちゃんに褒められて - Living, Loving, Thinking, Again(2014年7月29日)より

普通「朋美」という名前から想起される苗字は「華原」であって、「稲田」なんて苗字を想起する人には、そこに何か特殊な事情があるんじゃないかと推測せずにはいられないだろう。

タイトルともども爆笑してしまった。私が「朋美」という名前から想起する苗字は、もちろん「稲田」だ。

というわけで、検索語「朋美」でGoogle検索をかけると、筆頭に検索されたのは華原朋美Wikipediaだった。

華原朋美 - Wikipedia より

当初のプロデューサー・小室哲哉に申し子として「彼女の声は涙腺を刺激します。天性の声質を持っているアーティストと言っていい。」「愛を歌うことが出来る人」と称された。

そういえば華原朋美って小室哲哉に偏愛された人だったなと、そこからまた別のことを連想した。それはともかく、Google検索で二番目に引っかかったのは下記。
I BELIEVE (華原朋美の曲) - Wikipedia


そしてその下に、「朋美 のニュース検索」というのがあって、読売の下記記事が表示されていた。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/20140730-OYT1T50001.html

稲田朋美氏、政調会長か…高市・野田氏は退任へ

 安倍首相は、9月上旬に行う内閣改造自民党役員人事で、稲田朋美行政改革相(55)(衆院当選3回)を党三役に起用する方向で調整に入った。

 政調会長への起用が有力視されている。今の党三役では、高市政調会長と野田総務会長は退任する見通しで、石破幹事長が続投となるか重要閣僚で入閣するかが焦点となっている。

 稲田氏は第2次安倍内閣で初入閣し、内閣人事局の新設に携わった。雇用や医療などの規制緩和にも取り組んだ。当選3回での三役への起用は異例の抜てきとなるが、首相は重要ポストに引き続き女性を起用することで「女性の活用」をアピールする構えだ。自民党内では、稲田氏を重要閣僚で処遇する案も出ている。

 石破氏は、内閣改造に合わせて新設される安全保障法制の担当相に起用する案が浮上している。首相は石破氏の意向も踏まえた上で決める構えだ。

(読売新聞 2014年07月30日 07時19分)

なんと、「稲田朋美は無能なので飛ばされるだろう」という週刊ポストの観測記事に反して、何の成果を挙げたかわからない稲田朋美が出世するというのか。かつての山谷えり子に取って代わって、今や稲田朋美安倍晋三の寵愛を受けているのだろうか。雇用の規制緩和というとろくな話ではないが、ネット検索で上位に引っかかったのは当ダイアリーの記事だった。

以下、規制改革担当大臣・稲田朋美、「日雇い派遣」解禁を目指す(テレ朝) - kojitakenの日記(2013年10月5日)を再掲。

安倍晋三政権による「暗黒政治」のニュースが絶えることのない今日この頃だが、昨日もひどいのがあった。

昨夜(10/4)テレ朝の報棄て(「『報道棄て』しよん」)を見ていたら、いきなり稲田朋美の獰猛なドヤ顔が画面に現れ、凶悪なニュースが流れた。

http://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000013585.html

去年禁止したばかり…「日雇い派遣」解禁提言

 政府の規制改革会議は4日、去年に禁止されたばかりの日雇い派遣を解禁するよう提案をまとめました。

 稲田朋美規制改革担当大臣:「多様な働き方が選択できる社会の構築という切り口、さらなるご検討をお願いしたいと思う」
 労働者と派遣元の契約期間が30日以内の日雇い派遣は、雇用を不安定にするとして去年10月に禁止されました。しかし、4日の規制改革会議では、「限られた期間や時間だけを働きたい人もいる」として、日雇い派遣を解禁するべきという意見をまとめました。ただ、「派遣切り」など、雇用環境が不安定になることも懸念し、日雇派遣の濫用防止を求めています。政府は、規制改革会議の提言を受けて、来年の通常国会日雇い派遣解禁の法改正を目指します。 

(ANNニュース 10/05 07:30)

極右政治家として悪名高い稲田朋美だが、オリックス債権回収の代理人を務めた過去があるなど、新自由主義関係でも多くの悪行をなしている。そうした実績を買われてか、安倍晋三稲田朋美を規制改革担当大臣に抜擢した。はまり役であろう。規制改革会議は民主党政権時代の昨年禁止された日雇い派遣の解禁を求める提案をまとめたが、これが財界のみならず安倍晋三稲田朋美の意に沿ったものであることは言うまでもない。

自民党 | 雇用の安定より流動化… 日雇い派遣禁止の見直し提案 | 報道ステーション | TVでた蔵 | テレビ

2013年10月4日放送 21:54 - 23:10 テレビ朝日

報道ステーション (ニュース)

現在の派遣法では禁止されている「日雇い派遣」だが、60歳以上や学生、500万円以上の収入がある人などは例外とされている。Bさんは派遣登録のメールで、世帯年収500万円以上にチェックを入れたという。自己申告である。全国コミュニティ・ユニオン連合会の関根秀一郎書記長は「例外規定に当てはまらないはずなのに、普通に登録して働けてしまう。ほとんど取り締まりがされていないため、増えている状況」などと説明した。総務省労働力調査を見ても、派遣やパートなどの非正規雇用は年々微増を続けている。
なぜ今、日雇い派遣復活へと動くのか。規制改革会議の岡素之議長(住友商事 相談役)は会見で「多様な働き方が選択できる社会を構築すべきである」などと話した。安倍総理は「企業が競争力を持ち、勝ち抜き、雇用を確保し、雇用を作り、さらに賃金を上げていくという状況を作らなければならないと思っています」などと話すが、自民党の中ではこの動きに反対するものもいる。安倍政権は国家戦力特区法案で特区の中の企業には従業員を解雇しやすくする特例措置を認めることも検討している。優秀な人材を集めやすくするためだ。これについて法政大学の五十嵐仁教授は、派遣ばかりが増加し不安定さは改善されないとしている。
スタジオで姜尚中は「成長戦略がまだはっきりと見えてきてない。本来、派遣や日雇いは例外。それが常態化し、正規が例外化した。それが極端に進んでいるのは韓国」などと話した。

稲田朋美の言う「多様な働き方が選択できる社会の構築」とは、「平均労働賃金を引き下げる労働市場の構築」と同義であって、一方で(正社員の)賃上げを要請しながら他方ではこんなことをやろうとするから、人々の暮らしはいつまで経っても良くならないのである。そんなろくでもない人間が安倍政権で出世する。これが安倍政権の正体だ。


なお、世間一般で注目されているのは石破茂の動向。安倍晋三側の視点で書かれた朝日の記事と、石破茂側の視点で書かれた共同の記事を挙げておく。

http://www.asahi.com/articles/ASG7X5K19G7XUTFK00D.html

首相、幹事長交代の意向 安保担当相打診、石破氏は難色

 安倍晋三首相が自民党石破茂幹事長に対し、9月第1週に行う内閣改造自民党役員人事で幹事長を交代し、新設する安全保障法制担当相に就任するよう打診していたことがわかった。石破氏は現時点で担当相就任に難色を示しており、石破氏の最終的な判断が人事の焦点となる。

 首相側は最近、複数回にわたって石破氏に打診したが、石破氏は首相に回答していないという。

 首相は集団的自衛権の行使容認に伴い、来年の通常国会に提出予定の安全保障関連法案を管轄する安保法制担当相を設ける意向だ。安保政策に精通するとされる石破氏の起用で、国会審議を乗り切りたい意向とみられる。

朝日新聞デジタル 2014年7月29日07時05分)

http://www.47news.jp/47topics/e/255573.php

内閣改造・自民役員人事】 石破幹事長の処遇注目 ポスト安倍へ思惑交錯

 安倍晋三首相が9月上旬の実施を軸に調整する内閣改造自民党役員人事で、石破茂幹事長の処遇に注目が集まっている。続投が検討される一方、新設の安全保障法制担当相への起用論も浮上。石破氏周辺では、来年9月の党総裁選を見据えて首相と距離を置くよう求める声と、首相を支えて後継指名を狙うべきだとの「禅譲」論が交錯する。

 「いろいろな話があった」。石破氏は24日、首相と官邸で約1時間にわたり昼食を共にした後、記者団をけむに巻いた。11月の沖縄県知事選や来春の統一地方選対策などを協議したものの「新たな人事が前提になるから、突っ込んだ意見交換はできなかったのでは」(与党筋)との観測が飛ぶ。

 首相周辺では、集団的自衛権の行使容認問題をめぐり、首相と石破氏に「距離ができた」との見方が多い。石破氏が制定に意欲を見せた国家安全保障基本法案の提出が当面見送られたことに加え、公明党との与党内調整に関して足並みがそろわなかったとされるためだ。結局、自公協議は高村正彦副総裁が担って早期合意にこぎ着けた。

 こうした状況を踏まえ、石破氏の側近議員からは「政治はパワーゲームだ。われわれは石破氏を総裁にするために集まっている」と、来年の総裁選に立候補すべきだとの「主戦論」が出ている。2012年の総裁選で石破氏が地方票の過半数を獲得した経緯を踏まえ、無役となって地方行脚に徹するよう促す声もある。

 しかし別の側近は「無理をすべきでない。安倍首相の次は石破氏しかいない」と自重を求める。長期政権をにらむ首相に反旗を翻すよりも、禅譲を待つ「熟柿(じゅくし)」戦略だ。

 石破氏は周囲に「疲労が蓄積している」と幹事長交代をにじませる一方、首相の人事方針に従う姿勢も見せる。

 24日の自民党総務会では、8月5日に全国幹事長会議を開くと報告し「統一地方選で確実に勝利を収めるために具体的な対策を講じる」と表明。党内には、選挙を仕切る幹事長の続投に意欲を示したとの受け止めもある。ベテラン議員は「人事は首相の胸三寸だ。石破氏の意気込みは関係ない」と喝破した。

共同通信 2014/07/25 12:43)

またマイナーなところでは、民主党幹事長・大畠章宏原発推進派)の辞意表明が朝日(7/30)に出ていた。

http://www.asahi.com/articles/ASG7Y5ST7G7YUTFK00F.html

民主・大畠幹事長が辞意 党の態勢再構築する狙い

奈良部健

 民主党大畠章宏幹事長(66)が辞任する意向を固めた。近く海江田万里代表に辞表を提出、海江田氏も受け入れる方向だ。党勢を回復できない海江田氏への反発が強まる中、党運営や選挙の実務を仕切る立場の幹事長が自ら退くことで、党の態勢を再構築する狙いがあるとみられる。しかし、海江田氏自身の交代を求める意見は根強く、幹事長の交代で党内の混乱が収まる保証はない。

 大畠氏は当初、周辺に「私も、海江田さんももう古い」と語り、海江田氏と一緒に辞任して党執行部を刷新する可能性を模索した。しかし、海江田氏は辞任の考えはなく、31日に開かれる両院議員懇談会で昨年7月の参院選で惨敗後、1年間の代表としての「実績」を説明したうえで、続投を表明する考えだ。

 このため、大畠氏は次善の策として幹事長を辞任。海江田氏が自らと距離を置くグループから新幹事長を起用するなどすれば、挙党態勢を築くことができると判断した。

朝日新聞デジタル 2014年7月30日08時22分)

大畠章宏は、小沢一郎民主党のエネルギー政策転換(慎重に推進から積極的に推進へ)を提言して快諾されたことで知られる。その大畠章宏が、同じ原発推進派の海江田万里を支えているのが現在の民主党だが、安倍政権があまりに前のめりの原発再稼働狙いをあからさまにしていることが批判を浴びている現状なので、本音を一時隠している状態だろう。ただ、海江田−大畠体制が仮に覆されると、さらに右寄りの執行部になるのが確実であるあたりに、民主党の救いのなさがある。民主党関係でマシな話としては、橋下一派及び結いの党と組もうとした前原誠司が全く勢いを失っており、橋下・結い・前原細野の新党結成自体が危ぶまれていることくらいだろうか。前原誠司などこのまま朽ち果ててしまえば良いのである。