kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

ロシアの野党政治家暗殺事件で勝ち誇るTwitterを発した百田尚樹(呆)

ロシアで凶悪なテロ事件が起きた。

http://mainichi.jp/select/news/20150228k0000e030160000c.html

ロシア:反プーチン派の元第1副首相が射殺される

 ネムツォフ氏、モスクワで車から背中を4回撃たれる

 【モスクワ田中洋之】ロシアのプーチン政権を批判する野党勢力指導者で、エリツィン大統領時代に第1副首相を務めたボリス・ネムツォフ氏(55)が27日深夜、モスクワ中心部で殺害された。犯行の背後関係は不明だが、政治的な暗殺を指摘する声が出ている。

 捜査当局によると、ネムツォフ氏はクレムリン(ロシア大統領府)近くの橋を歩いている途中、車に乗った人物から背中を銃で4発撃たれた。車はそのまま逃走した。ネムツォフ氏は当時、ウクライナ国籍の女性と一緒だったという。

 ロシアの民主化を掲げるネムツォフ氏はプーチン大統領の強権的な政治手法を批判し、2011年末から12年春にかけて高まった反プーチンの抗議運動を主導した。ウクライナ危機でもプーチン政権による軍事介入を批判し、3月1日にモスクワで実施予定の大規模な反政権デモの呼びかけ人となっていた。

 ペスコフ大統領報道官は28日、ネムツォフ氏殺害についてプーチン大統領が「依頼殺人の特徴があり、極めて扇動的な性格を持つ」とみていることを明らかにした。プーチン氏は捜査機関トップに対し、捜査を直接監督するよう命じた。

 野党活動家のイリヤ・ヤシン氏はロシアのラジオ番組で「政治的な動機に基づく殺害だ」と指摘した。またウクライナのポロシェンコ大統領は「ネムツォフ氏はウクライナとロシアの懸け橋だった。殺人者の銃撃はこれを壊した。偶然ではないと思う」とフェイスブックに書き込んだ。

 ロシアでは1998年に改革派政治家のスタロボイトワ下院議員がサンクトペテルブルクで暗殺されたほか、06年にプーチン政権批判で知られた女性ジャーナリストのアンナ・ポリトコフスカヤさんがモスクワで殺害された。反政権の活動家らが襲撃される事件はその後も続いていた。

毎日新聞 2015年02月28日 11時09分(最終更新 02月28日 12時46分)


http://mainichi.jp/select/news/20150301k0000m030060000c.html

ロシア:「闇」深く…反政権に凶行再び 野党指導者射殺

 【モスクワ田中洋之】ロシアの野党勢力指導者で元第1副首相のボリス・ネムツォフ氏(55)が2月27日深夜、モスクワ中心部で何者かに射殺された。プーチン政権批判の急先鋒(せんぽう)だったネムツォフ氏の暗殺は社会に衝撃を与えている。事件の背景は明らかになっていないが、昨年3月のウクライナ南部クリミア半島の一方的編入でロシア愛国主義プーチン大統領の支持率が高まるなか、政治的な寛容さが失われている点を指摘する声もある。

 ネムツォフ氏は3月1日にモスクワで大規模な反政権デモを計画していたほか、ウクライナ危機へのロシアの直接介入を証明する報告書を準備していたとされる。弁護士によると、同氏は最近ネット上で脅迫を受け、警察に通報したが、身辺の警護態勢はとられなかったという。野党勢力は1日の反政権デモを中止し、モスクワ中心部で同氏の追悼行進を行う。

 ネムツォフ氏が歩行中に車から銃撃された場所はプーチン氏が執務するクレムリンのすぐ近くで、野党勢力からは「見せしめ効果」を狙った犯行との見方が出ている。2006年に政権批判で知られた女性記者アンナ・ポリトコフスカヤ氏が殺害されたのは、プーチン氏の誕生日だった。同年にロンドンで起きたロシア情報機関元幹部リトビネンコ氏の毒殺など、反政権派に絡む変死・暗殺という「闇」の歴史が繰り返された形だ。

 ロシアの野党陣営がプーチン政権の締め付け強化で影響力を失うなか、一定の知名度を持つネムツォフ氏は反政権運動の数少ないシンボルだった。同氏を失ったことでロシアの変革を求める勢力はさらに後退を迫られる可能性がある。野党指導者のルイシコフ氏は今回の暗殺の背景として「(プーチン政権と)異なる見解を憎悪する雰囲気が社会に広がっている」と指摘する。

 ロシア捜査当局は28日、ネムツォフ氏暗殺について国内情勢を不安定化させる挑発や、イスラム過激派の犯行の可能性を指摘したが、政権側による陰謀説は触れなかった。プーチン氏は事件の徹底捜査を指示したが、過去の暗殺と同様に真相解明を疑問視する見方が早くも出ている。

 ゴルバチョフソ連大統領は28日、インタファクス通信に「今回の犯罪は全ての人々の感情を動揺させている」とコメントした。

 ◇反プーチン貫く

 「特定の人物への権力集中は破局につながる。ロシアの政治改革が必要だ」。暗殺される数時間前にロシアのラジオ番組に出演したネムツォフ氏は、いつものように「反プーチン」を貫いた。

 中部ニジェゴロド州知事として経済民営化で手腕を発揮し、若き改革派として頭角を現した。その手腕が認められ、1997年3月に当時のエリツィン大統領(故人)から第1副首相に抜てきされ、「将来の大統領候補」と目されたことも。同年6月に訪日し、当時の橋本龍太郎首相にエリツィン大統領の親書を渡すなど北方領土交渉にも関与した。

 98年の経済危機で副首相を解任されたあと、リベラル勢力を結集した政党「右派勢力連合」の旗揚げに加わり、99年12月の下院選で当選して副議長も務めた。しかし、2000年にプーチン大統領が就任して中央集権化を進めていく中で改革派は勢いと国民の支持を失っていった。

 03年に議席を失ったあとは在野で政権批判を続け、11年末から高まった「反プーチン」デモでは自ら先頭に立って行動した。ウクライナ危機が勃発すると、プーチン政権による軍事介入を批判した。政権側からの厳しい野党攻撃に屈せず、最後まで信念を貫いた。【田中洋之】

 ◇モスクワ中心部 大勢の市民追悼

 ネムツォフ氏の暗殺事件から一夜明けた28日、モスクワ中心部の殺害現場には大勢の市民が集まり、花をささげて同氏の冥福を祈った。ナターリヤ・ニキーチナさん(39)は「こんな恐ろしい事件が身近で起きるなんて信じられない」と話した。夫のアレクサンドルさん(40)は「ロシアでは政権に批判的な人が次々と殺されている。次はだれなのか」と声を潜めた。

毎日新聞 2015年02月28日 23時06分(最終更新 03月01日 02時18分)


この事件に関連して、あの「嘘本」の著者・百田尚樹が、まるで勝ち誇ったかのようなTwitterを発信している。
https://twitter.com/hyakutanaoki/status/571619540905304064

百田尚樹
@hyakutanaoki

プーチンがやったという証拠はないが、「言論の自由のない国」「恐怖の独裁者がいる国」というのは、こういう国。 【露野党指導者ネムツォフ氏射殺される、プーチン批判の急先鋒】http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e9%9c%b2%e9%87%8e%e5%85%9a%e6%8c%87%e5%b0%8e%e8%80%85%e3%83%8d%e3%83%a0%e3%83%84%e3%82%a9%e3%83%95%e6%b0%8f%e5%b0%84%e6%ae%ba%e3%81%95%e3%82%8c%e3%82%8b%e3%80%81%e3%83%97%e3%83%bc%e3%83%81%e3%83%b3%e6%89%b9%e5%88%a4%e3%81%ae%e6%80%a5%e5%85%88%e9%8b%92/ar-BBi41vH

2:34 - 2015年2月28日


百田は暗に、プーチン政権を批判すると暗殺されるロシアに比べると、俺がやった「週刊文春」の記事潰しなんてかわいいものだと言いたいのだろう。

しかし、報道の自由度ランキングで世界152位のロシアより日本がマシだって、そんなに威張れることなのだろうか。それって、ロシアの右翼がロシアは報道の自由度ランキング176位の中国よりマシだと言い、中国の「毛左」(毛沢東信者の極左)が中国は報道の自由度ランキング179位の北朝鮮よりマシだと言い、北朝鮮の(安倍晋三と同じ)3世の世襲独裁者が「わが国は報道の自由度ランキング180位のエリトリアよりマシだ」と言うようなものだろう。

それに、ジャーナリストや野党の指導者が暗殺される国の指導者・プーチンと異様にウマが合う安倍晋三とはいったい何者か、という話にもなる。

わずか5年で報道の自由度ランキングが11位から61位まで急落した日本でも、いつジャーナリストや野党政治家の暗殺が日常茶飯事と化すかわかったものではないのである。