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古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

英総選挙、与党保守党が第1党 最大野党の労働党が低迷(共同)

朝のNHKニュースでも言っていたが、イギリスの総選挙はどうやら保守党が過半数近くの議席を得るようだ。

http://www.47news.jp/CN/201505/CN2015050801000727.html

英総選挙、与党保守党が第1党 最大野党の労働党が低迷

 【ロンドン共同】7日投票の英下院(定数650、任期5年)総選挙は即日開票され、BBC放送が伝えた出口調査に基づく予測では、キャメロン首相(48)率いる与党保守党が316議席を得て第1党になるが、単独過半数(326議席)には届かない見通しだ。最大野党の労働党は239議席と低迷。

 一方、地域政党スコットランド民族党(SNP)はスコットランドに割り当てられた59議席のうち58議席を取り、第3党に躍進する勢い。現在、保守党と連立を組む自由民主党は10議席に落ち込む見込み。

 出口調査の予測が正しければ、キャメロン首相は2期目の続投が視野に入ってきた。

2015/05/08 06:57共同通信


昨夜(5/7)の報道ステーションを見ていたら、直前の英メディアの予想で保守党と労働党がともに276議席程度を獲得すると言っていた。私は、労働党議席スコットランドで大幅にスコットランド民族党に食われると思われることから、本当にそんな議席配分になるだろうかと訝っていたのだが、案の定保守党の勝利に終わりそうな気配だ。

なお私は、保守党の支持者に多いとかいうイギリスのEU離脱に対してはもちろん、スコットランドの英連合王国からの離脱にも従来から批判的だ。リベラル・左派は圧倒的多数がスコットランドの独立を応援しているが、私は反対である。独立は連合王国中央政府による所得再分配機能を自ら放棄するに等しく、私の主義主張とは相容れない*1スコットランド民族党の個別の政策には、たとえば核抑止力反対(英労働党は容認)など見るべきものはあるようだが、スコットランド独立がスコットランドに住む人々にとって本当に良いことであるとは、私ににはどうしても思われないのだ。

BBC出口調査が予想した議席配分については、やはり小選挙区制というのは少しの民意の差を大げさに増幅するとんでもない制度だ、小選挙区制は百害あって一利なしだ、という昔から変わらぬ私の意見を再確認させてくれた、との感想。

*1:同様に一国再分配主義でもいうべきものにも私は反対で、やはり一部の「リベラル」が主張する日本の「経済鎖国」にも強く反対している。