kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

安倍晋三、重ねて質問されてやっと不承不承、沖縄県民に「謝罪」(呆)

このところ毎日のように私を苛立たせるさる「リベラル」のブログを読んでいると、さも民主党や維新の党が安保法案の成立を阻止するために頑張っているかのようなことが書いてあるが、私にはこれらの政党が本気で法案の成立を阻止しようとしているようには全く見えない。昨日になって安倍晋三大西英男自民党議員(と百田尚樹辛坊治郎その他)の「言論弾圧」発言について国会で沖縄の人たちに「謝罪」したが、安倍晋三の謝罪は安保法案を今国会で成立させるための単なる方便でしかない。それなのに民主党や維新の党はそれを許している。維新の党は安保法案の「対案」とやらを国会に提出するらしい。自公と維新の党の間で「修正協議」がなされ、今月15日を目処に法案が衆院を通過する。自公が勝手に決めたこのスケジュールを民主党は黙認している。そんな一連の「儀式」を執り行っている維新の党や民主党を「リベラル」のブロガーが「評価」する。どいつもこいつもいったい何やってんだ、と私は怒り狂う。そして(維新の党や)民主党は、今のような対応でも支持者が甘い顔をしてくれているから、安心して自民党と取引できるんだろうな、などと想像するのである。

これも毎日のように書いていることだが、「リベラル」の怒りの温度が低すぎる。もっともっと本気で怒らなければ、安保法案の成立阻止、ましてや廃案*1など絶対に不可能である。

安倍首相、自民報道圧力で県民に謝罪 「私に責任」 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース

安倍首相、自民報道圧力で県民に謝罪 「私に責任」

 【東京】安倍晋三首相は3日の衆院平和安全法制特別委員会で、自民報道圧力問題について「国民の皆さまに申し訳ない気持ちだ。党の長年の沖縄振興、基地負担軽減への努力を水泡に帰すものであり大変残念で、沖縄の皆さまの気持ちを傷つけたとすれば申し訳ない」と陳謝した。一連の問題で安倍首相が県民に対して謝罪したのは初めて。首相は「党本部で行われた勉強会なので最終的には私に責任があると考えている」と自身の責任にも言及した。 安倍首相は勉強会での議員らの発言について「報道の自由言論の自由を軽視する発言だ。沖縄県民の思いに寄り添って、沖縄振興に力を尽くしてきたこれまでのわが党の努力を無にするかのごとき発言だ」などと述べ、党青年局長の木原稔衆院議員の更迭や、関係議員に厳重注意処分を出した意図を説明した。
 首相は民主党で最初に質問した枝野幸男幹事長には謝罪の言葉を述べなかった。続く長妻昭氏に謝罪の意思の有無をただされ、初めて言及した。

琉球新報 2015年7月4日 7:31 )


http://mainichi.jp/select/news/20150703k0000m010167000c.html

安保関連法案:維新、対案提出の方針…8日にも衆院

 維新の党は2日、安全保障関連法案への対案として、武力攻撃に至らないグレーゾーン事態に対処する領域警備法案など3法案を8日にも衆院に提出する方針を固めた。7日の執行役員会で正式に決定する見通し。対案を法案として国会に提出することには党内の民主党出身議員らに「審議拒否ができない」などの慎重論があったが、党の独自色をアピールするのが得策と判断した。

 維新は2日の執行役員会で対案を正式決定した。同日までに阪田雅裕元内閣法制局長官ら複数の専門家から「合憲」との評価を得たという。同党は3日に自民、公明、民主3党に提示し、修正協議に入る。

 維新が法案を提出すれば、早ければ10日の衆院平和安全法制特別委員会で政府案と並行して審議が始まる見通しだ。その後、政府案と維新案が同時に採決されることになるが、政府が今月中旬を目指す安保関連法案の衆院採決の際、維新が出席するかどうかについては党内で結論が出ていない。【福岡静哉、村尾哲】

毎日新聞 2015年07月03日 07時40分

*1:前記「リベラル」のブログは、「できれば廃案」などと例によって甘っちょろいことを書いていた。