kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

橋下、「軽減税率」で公明党に「譲歩」した安倍晋三の「決断」(=猿芝居)を「凄すぎる」と絶賛 (呆)(呆)(呆)

これまでこの日記では2017年4月引き上げを安倍晋三が決断した消費税の「軽減税率」の件を一度も取り上げなかった。それどころか、マスメディアはなぜさも大ニュースででもあるかのように報じるのかと腹を立て、この件について岸井成格がコメントするのを見て、おい岸井、そんなくだらないニュースにコメントするな、言わなければならないことが他にあるだろう、とまた腹を立てた。もちろん、某「リベラル」ブログがこの件を取り上げたことにも腹を立てた*1。敵の設定した土俵の上に乗っていることが「リベラル」氏にはわからないらしい。

私は、2017年4月の消費税引き上げ自体が問題で、そもそも税率引き上げをできる経済状況になる可能性などほとんどない、だから軽減税率の議論など無意味だと考えている。しかも、自民党公明党のやり取りは、最初から「筋書きのあるドラマ」であることがあまりにもミエミエで、これはきっと国立競技場の件と同じように安倍晋三がしゃしゃり出てきて「一件落着」になるぞ、と思っていたら案の定その通りになったのでずっこけてしまった。

そこにのこのこ現れたのがあの「橋下くん」である。「橋下くん」はこの安倍晋三の「決断」を「絶賛」したのだった。

【軽減税率】橋下市長、安倍政権の決断「凄すぎる」と絶賛 公明に譲歩で「いよいよ憲法改正」 - 産経ニュース

橋下市長、安倍政権の決断「凄すぎる」と絶賛 公明に譲歩で「いよいよ憲法改正

 橋下徹大阪市長は10日のツイッターで、政府・与党が平成29年4月の消費税率10%引き上げと同時に導入する軽減税率について食料品全般が対象となる方向になったことについて、安倍晋三政権を「凄すぎる」と絶賛した。

 軽減税率は官邸主導により、食料品全般を求めていた公明党の主張を受け入れ、自民党が大幅に譲歩する形となった。橋下氏はこのことを念頭に「安倍政権・官邸、恐るべしの政治。これが政治か。軽減税率でここまで妥協するとは」と指摘し、安倍政権の決断を持ち上げた。

 さらに「これで完全に憲法改正のプロセスは詰んだ。来夏の参議院選挙で参院3分の2を達成すれば、いよいよ憲法改正。目的達成のための妥協」と投稿。今回の公明党への大幅譲歩と引き換えに安倍首相が目指す憲法改正公明党も賛同して実現の可能性が高まるとの見方を示した。

 「おおさか維新の会」代表の橋下氏は18日の市長任期満了とともに政界を引退する。橋下氏は「僕はケツが青すぎる。おおさか維新の会の新執行部、気合を入れないと」とツイッターを締めくくり、おおさか維新に奮起を促した。

(産経ニュース 2015.12.10 14:54更新)


こんなことをつぶやくやつとの「連携を排除しない」と言うのが松野頼久なのである。その絶望的なセンスの悪さには呆れて言葉もない、と書きながら罵詈雑言の限りを尽くしているのだが。

*1:記事を書き上げてから当該ブログを開いてみたら、またしても軽減税率の件を取り上げていたので、今度は腹を立てるというより呆れてしまった。「安倍官邸&自民党幹部は、よほど来年の選挙に自信がないのだろう」などと、どこからそんな根拠のない楽観論が出てくるのかと不思議でたまらない。