子どもの頃から嫌いで嫌いでたまらなかった物言いがある。
それは、「みんながやっているのになぜお前はやらないのか」という言い方だ。
既に中学生の時には、「何言ってんだこいつ」と思って、そんな言い方をした奴を内心軽蔑したのだった。
この日記や「きまぐれな日々」のコメント欄には原則として返答しないのだが、後者に比較的最近(昨年11月か12月)、この言い回しをしたコメントがあって、それに非常に腹を立てたことを告白しておく。
だから、私は山本太郎をはっきり言って好きではないけれども、自民党から共産党まで全会一致で採択した参議院の北朝鮮核実験抗議決議の投票を棄権した氏の行動を評価するし、それを非難がましく報じた下記産経新聞記事には非常に腹が立った。産経は、まるで「非国民狩り」をしているかのようだ。
生活・山本太郎代表が棄権 北朝鮮核実験抗議決議の参院採決 与野党30人が欠席 大半は改選組 - 産経ニュース
生活・山本太郎代表が棄権 北朝鮮核実験抗議決議の参院採決 与野党30人が欠席 大半は改選組
生活の党と山本太郎となかまたち代表の山本太郎参院議員が8日の参院本会議に出席した上で、北朝鮮の核実験に抗議する決議の採決を棄権した。決議自体は生活を含め全会一致で採択したが、与野党の計30人が本会議を欠席した。内訳は自民16人、民主11人、共産人2、維新・元気の会1人で、このうち計22人が夏に改選を迎える議員だった。山本氏は昨年2月の本会議で、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が日本人を殺害したとする事件を「断固非難する」とした決議でも採決直前に退席、棄権した。
(産経ニュース 2016.1.8 13:21更新)
産経はさらに、「北朝鮮核実験抗議決議の参院採決に欠席した30議員一覧、うち『改選組』は22議員 山本太郎氏らは棄権」と題した下品な記事も書いている(1月8日付)。
http://www.sankei.com/politics/news/160108/plt1601080035-n1.html
こういうのを「全体主義」というのである。
産経の増長ぶりはこのところ目にあまるばかりだ。
なお山本太郎の言い分は下記ブログ記事を参照。
なお、山本太郎もそうだが、私も北朝鮮の核実験を弁護するつもりなど一切ない。
- 北朝鮮が「水爆実験に成功」と発表 - kojitakenの日記(2016年1月7日)