kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

東京都知事選、小池優勢、増田追う。鳥越は苦戦(朝日、毎日、共同)

結局あとから行われた世論調査ほど鳥越俊太郎が勢いを落とし、小池百合子が勢いを増して独走する結果を示している。以下に朝日、毎日、共同の世論調査の記事を示す。序盤で共同通信に乗っかった毎日の調査が、今回もそうなのかそれとも独自調査なのかは下記の記事には書かれていない。「2回目の」と書かれているところを見ると、今回も共同通信に乗っかっているのかもしれない。

http://www.asahi.com/articles/ASJ7S5746J7SUZPS003.html

小池氏優勢、増田氏追う 鳥越氏苦戦 都知事選情勢調査
2016年7月25日02時00分

 過去最多の21人が立候補した東京都知事選(31日投開票)について、朝日新聞社は23、24の両日、都内の有権者に電話調査し、取材で得た情報とあわせて情勢を探った。元防衛相の小池百合子氏が優勢で、元総務相増田寛也氏が追っている。ジャーナリストの鳥越俊太郎氏は苦戦している。投票態度を明らかにしていない人は4割おり、情勢は変わる可能性がある。

 投票態度を明らかにした人を分析したところ、前自民党衆院議員の小池氏は、党に出していた推薦依頼を取り下げて立候補したが、自民支持層の5割強の支持を得て、無党派層も5割弱を取り込む。年代別では、30、40代と60代の支持の厚さが目立つ。

 増田氏は、推薦を受ける自民支持層の支持が4割にとどまり、公明支持層の多くをまとめたものの、一部が小池氏に流れている。野党統一候補の鳥越氏は、民進支持層の支持が6割強にとどまっている。共産支持層からは大半の支持を得ているものの、無党派層の支持は3割ほどだ。

 情勢調査と同時に実施した世論調査で、投票で最も重視すること(5択)を聞くと、最も多かったのは「政策や公約」34%で、「支援する政党や団体」9%が最も少なかった。「政策や公約」「リーダーシップ」(13%)と答えた人では小池氏支持が最も多く、「実務能力」(23%)では増田氏支持が最多。「クリーンさ」(15%)では小池氏と鳥越氏支持で割れた。

 新知事に一番力を入れてほしい政策(5択)は、「教育・子育て」27%が最多。「医療・福祉」は26%、「景気・雇用」21%だった。舛添要一前知事が公私混同疑惑で任期途中の辞職に追い込まれたが、「海外出張など無駄な経費削減」は15%で4番目。「オリンピックの準備」は4%だった。

 いまの都政に必要なことについて尋ねると、「安定させること」57%が「大胆に改革すること」36%を上回った。

     ◇

 〈調査方法〉 23、24の両日、コンピューターで無作為に作成した固定電話番号に調査員が電話をかけるRDD方式で、東京都内の有権者を対象に調査した。有権者がいる世帯と判明した番号は2572件、有効回答は1606人。回答率は62%。

朝日新聞デジタルより)


http://mainichi.jp/senkyo/articles/20160725/k00/00m/040/039000c

都知事
小池氏リード 増田氏、鳥越氏追う 本紙調査
毎日新聞 2016年7月24日 21時13分(最終更新 7月24日 23時08分)

 選挙戦が後半に入った東京都知事選(31日投開票)について毎日新聞は23、24の両日、有権者を対象に電話による2回目の世論調査を実施し、取材結果も加えて情勢を分析した。元防衛相の小池百合子氏(64)がリードする展開で、元総務相増田寛也氏(64)とジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)が追う。ただ、3割以上が投票先を決めておらず情勢はなお流動的だ。

 「分裂選挙」の自民の支持層は増田氏と小池氏の支持がそれぞれ4割弱と割れている。回答者全体の3割超を占める無党派層は、3割以上が小池氏を支持し、鳥越氏支持が2割弱、増田氏支持が1割超だった。

 小池氏は自民支持層や無党派層の支持を1回目の序盤調査より広げたほか、民進、公明、共産支持層からも2割近くの支持を集めている。自民、公明、こころが推薦する増田氏は、序盤で3割程度だった自民支持層からの支持を拡大し、公明支持層も序盤を上回る6割強を固めた。組織の引き締めで小池氏を急追する。

 鳥越氏は推薦を受ける民進、共産、社民、生活支持層のそれぞれ約6割に浸透しているが、序盤に2割以上の支持を得た無党派層で苦戦している。

 小池氏は30〜40代を中心に男女とも幅広く支持を集める。増田氏は20代以下の男性や70代以上の女性に人気が高い。鳥越氏は50代以上の男性に浸透している。序盤で小池氏に次いで鳥越氏支持が多かった40〜50代女性は今回、増田氏支持が鳥越氏支持を上回った。

 前回選挙の投票先を分析すると、自民と公明が支援した舛添要一前知事に入れた人を増田氏と小池氏が奪い合う。今回は告示前日に出馬断念した元日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏や元首相の細川護熙氏に投票した人の4割強は、政策面で共通点の多い鳥越氏を推すが、2〜3割は小池氏に投票すると回答した。

 都知事選には3氏を含め過去最多の21人が立候補している。【林田七恵】

毎日新聞より)


http://this.kiji.is/129893902704526837

都知事選、小池氏優勢
増田、鳥越氏が追う 
2016/7/24 19:40

東京都知事選で有権者に支持を訴える小池百合子氏=24日午後、東京・新宿 31日投開票の東京都知事選で共同通信社は23、24両日、電話による世論調査を実施し、取材結果も加味して終盤情勢を分析した。元防衛相の小池百合子氏(64)が優勢となり、元総務相増田寛也氏(64)=自民、公明、日本のこころ推薦、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)=民進、共産、社民、生活推薦=が追う展開となっている。

 投票先を「まだ決めていない」とした人は31.1%で、前回調査(16、17両日実施)の41.3%よりは減少したが、なお情勢は流動的だ。

 都知事選には、ほかに会社役員上杉隆氏(48)らが立候補している。

共同通信より)


毎日の記事で惜しいのは、

今回は告示前日に出馬断念した元日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏や元首相の細川護熙氏に投票した人の4割強は、政策面で共通点の多い鳥越氏を推すが、2〜3割は小池氏に投票すると回答した。

と前回の宇都宮支持層と細川支持層を一緒くたにしていることだ。私の感覚では、小泉純一郎と手を組んだ細川護煕に投票した人が小池百合子に投票することには何の不思議がないが(小泉と小池は両者ともに強烈な新自由主義者であるという共通点があるため)、前回宇都宮健児に投票した人が今回小池百合子に投票しようという行動や思考には「病理」が表れていると見るため、細かい内訳が知りたいと思うからだ。私は細川支持層も宇都宮支持層も同じくらい小池百合子に流れていて、だから毎日の林田記者は両者を区別して書かなかったのではないかと想像している。