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古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

ヤクルト・由規が1786日ぶり白星

5年前にヤクルトの由規(本名・佐藤由規)が最後に勝った試合(2011年9月3日)は、テレビ観戦等はしていなかったが、ヤクルトが優勝争いの首位に立っていたこの年*1、残り少なくなった読売との対戦に勝って読売に引導を渡した試合だったことを覚えている。しかし、その試合の後に故障が判明して、その次の勝利に5年もかかるとは想像もしなかった。

ヤクルト・由規、1786日ぶり白星!「こうして勝つことだけを考えてやってきた」 - 野球 - SANSPO.COM(サンスポ)

2016.7.24 17:50
ヤクルト・由規、1786日ぶり白星!「こうして勝つことだけを考えてやってきた」

 (セ・リーグ、中日2−5ヤクルト、18回戦、ヤクルト12勝6敗、24日、ナゴヤD)ヤクルト・由規投手(26)が今季2度目の先発登板。5回1/3を4安打3奪三振2失点で、2011年9月3日の巨人戦以来、1786日ぶりの白星を挙げた。

 9日の中日戦(神宮)で5年ぶりの登板を果たした由規。一回は四球を出したが無失点で切り抜けた。二回は2四球でピンチを作ったがここも後続を断つ。

 しかし、三回、一死から工藤に二塁打を浴び、この試合初の安打を許した。二死後、迎えた打者はオールスター後、不振にあえぐビシエド。5球目の外角直球をはじき返され、先制を許してしまう。しかし、後続を打ち取り1点で切り抜けた。

 四回は3者凡退に抑えると、勝ち投手の権利が得られる五回は安打と四球でピンチを招き、迎えるは先制打を浴びたビシエド。しかし、ここは気迫こもったピッチングで遊ゴロに抑えた。

 続く六回、福田に四球、エルナンデス二塁打を浴び無死二、三塁のピンチに、堂上の遊ゴロで1失点。ここで、2番手・村中にマウンドを譲った。結局、5回1/3を98球2失点だった。

 由規は、5年ぶりの勝利に「試合が終わった瞬間、素直にほっとしました。」と第一声。「5年前みたいな勢い良く、力強いピッチングはできませんけど、今は一生懸命投げています」と、自身のピッチングを振り返った。

 「こうして勝つことだけを考えてやってきた」という由規。「どんなときでも色々な方が声援をくれたことがうれしい。5年も投げていない僕に…。感謝でいっぱいです」と感謝の言葉も。

 復帰2戦目は名古屋に父・均さん、母・美也さんも駆け付け、スタンドから観戦。5年ぶりのウイニングボールは「家族には迷惑をかけたので、ボールを渡したいです」と由規。両親の前で素晴らしい親孝行になった。

 「いい影響を与えられるように、僕自身も頑張っていきたい」。頼れるエース右腕がついに帰ってきた。

真中監督(由規に)
「ボールも内容的にも(復帰戦だった)前回よりよかった」

秋吉(3戦連続セーブ)
由規のために勝ちたかった」

ヤクルト・伊藤投手コーチ(由規に)
「まだ通過点。昔とはスタイルが変わって、打たせて取る投球ができている」

サンケイスポーツより)

本当に良かった。やっと由規が帰ってきた。しかも、6回裏に残した2走者は、由規と同時期に活躍したものの近年不振をかこっていた村中(今季は目下5勝3敗で、「さかなクン」似仲間の阪神・藤浪の勝ち星を上回っている)が抑えてくれた。記事にコメントが記されているコーチの伊藤智仁は、やはり長い故障のブランクを経験した元名投手だ。チームは中日を敵地で3タテして4位に浮上した。広島が独走しているので連覇はもはや絶望的だが、読売とDeNAの少なくともどちらか一方を抜くチャンスはまだ残っている。特に読売は絶対に抜いてほしい。

スワローズ絡みでは久々に良いニュースだった。

*1:但し最終的には中日に逆転優勝をさらわれて2位に終わった。