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古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

稲田朋美、矛盾突かれ答弁で涙…専門家「ボロが出た」(毎日)

稲田朋美に関して、「きまぐれな日々」の鍵コメで教えていただいたマスメディアの記事の2件目は毎日新聞の記事だが、この記事には記者のスタンスに首を傾げるところがある。余談だが、毎日の記事は無登録者の場合、月5本しか無料で読めないとかいう制限がかかっているので、最近毎日の記事を敬遠気味になっている。私のような元読者(毎日は小学校中学年時代から高校生時代にかけて、家の購読紙だった)をも敬遠させるくらいだから、毎日の「敬遠策」は得策ではない、満塁の走者を敵の打者に一掃されるかもしれないと思う。最近は朝日の凋落も言われるくらいだから(週刊ポストに何やらデカデカと書かれていた)、毎日などもっと厳しいのではないかと思うのだが。

稲田防衛相:矛盾突かれ答弁で涙…専門家「ボロが出た」 - 毎日新聞

稲田防衛相
矛盾突かれ答弁で涙…専門家「ボロが出た」
毎日新聞 2016年10月14日 23時47分(最終更新 10月15日 07時54分)

質問の辻元氏「うろたえる大臣……国益を損ねている」

 8月に入閣した稲田朋美防衛相を巡り、開会中の国会で、過去の発言と防衛省トップとしての言動の食い違いがクローズアップされている。発言の矛盾を問われ、答弁で涙ぐむ場面もあった。安全保障法制のもと、自衛隊は駆け付け警護など新たな活動領域に踏み込む。それを指揮するトップに不安の声が上がっている。【遠藤拓、三股智子】

 野党は稲田氏に対し、9月30日の衆院予算委員会での辻元清美氏(民進党)による質問を皮切りに、日米安保や日本の核武装尖閣諸島問題などを巡る過去の言葉を引用し、防衛相としての見解を繰り返しただしてきた。そのたびに稲田氏は政府の公式見解を述べ、過去の発言の修正に追われる印象を与えてきた。

 「こうした人物に我が子を預ける親は、私に限らず不安だろう」。陸上自衛官の次男を持つ北海道千歳市の50代の女性は懸念を口にした。「自衛隊などについて防衛相になる前からさまざまな発言をしていたが、言うことがくるっと変わった。南スーダンの訪問予定も体調を理由にキャンセルし、批判されれば慌てて訪問する印象だ」と話した。

 専門家はどう見るのか。

 軍事評論家の前田哲男さんは「資質もないのに大臣となり、ボロが出たのだろう」と厳しく指摘した。「防衛相には憲法日米安保体制に折り合いを付ける覚悟と見識が求められる。稲田氏は、そのどちらも持ち合わせていないようだ。そこが野党側に狙われた」と分析する。

 一方、坂元一哉・大阪大大学院教授(国際政治学)は「日本独自の核保有を巡る発言は稲田氏が大臣になる前の発言だ。ここまで問題にするのはいかがなものか」と野党側の姿勢に疑問を呈し、「大臣になって間もない時期であり、まずは職務に専念してほしいと思う」と話した。

 稲田氏が涙を浮かべたのは9月30日。辻元氏が8月15日(終戦の日)の全国戦没者追悼式を欠席した理由をただした時だ。稲田氏は海賊対処で自衛隊の駐留するアフリカ・ジブチを訪問中だった。

 辻元氏は「涙を浮かべ、震えていた。矛盾を突かれ、答弁しようがなかったのだろう。うろたえる防衛大臣を世界各国はどう思うか。国益を損ねている」と指摘する。

 一方、菅義偉官房長官は記者会見で「高い緊張感をもって職務を果たしている」と擁護した。

毎日新聞より)

このあたりはこのウェブ日記のコメント欄でも話題になった件だが、当該の場面は、多くの人間が想像する通り(それをTBSでは元朝日新聞の星浩が口にしたらしいが=私はその日は見なかった)、稲田が終戦(敗戦)記念日に靖国を参拝できなかったことを思い出して悔し涙にくれただけの話であって、そんなことよりも稲田が頑として核武装論を撤回しなかったことを問題にすべきだと思うし(再びこの件に関連する件が国会で取り上げられた日には、星浩でさえ稲田が自らが過去に発した核武装発言を撤回しなかったことを指摘していた)、「うろたえる防衛大臣国益を損ねている」としか言えない辻元清美にも、正直「何だかなあ」という感想を持つ。

稲田が防衛大臣失格であることは今さら言うまでもなくその通りではあるけれども。