kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「希望から共産までの野党が一本で戦う」という「小沢構想」が最大の問題

小沢一郎、「野党は今度こそ、自分勝手言わず協力を」と発言(呆) - kojitakenの日記(2017年11月2日)のコメント欄より。小沢一郎の「野党が今度こそね、あまりもう自分勝手言わずにですね、その大きな大義に向かって協力しあうっちゅう態勢をぜひ作りたい」という発言*1に対する反応。

http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20171102/1509578192#c1509719758

id:gogo1960 2017/11/03 23:35

素朴に思うのですが、誰が自分勝手を言ったというのでしょう?
みんなで合流しようと言い、でも当然ファ⚪ストの会は全員を受け入れるはずも無く、みんなで合流しようと言った人間も実は排除についての確信犯とも思われ、追い詰められた人達が自分の政治信条に従って行動した、そんなことだと思うのですが。
で、結局誰が自分勝手を言ったの?
小選挙区制を推し進めた人間が一番自分勝手だと思うのは私だけでしょうか。


小選挙区制を推し進めた人間」というだけなら、小沢一郎だけではなく、前原誠司枝野幸男菅直人鳩山由紀夫らも当然含まれるわけですが(何しろ、1993年の衆院選前に小選挙区比例代表並立制の「踏み絵」を社会党公明党に踏ませたのは日本新党とさきがけでしたからね!)、一番自分勝手だったのが小沢一郎だったことは間違いないでしょう。

ここは、「希望の党から共産党に至るまでの野党が一本で戦う」という「小沢構想」そのものが議論され、批判されるべきだと思います。「野党共闘」も「市民連合」もそれを避けています。こんな姿勢を続けるようでは、次の国政選挙も惨敗は必至でしょう。

今回の衆院選は、この「小沢構想」の実現不可能性が示された選挙にほかならなかった選挙だった、として総括されるべきです。実際、小沢自身が

(前略)野党が一本で戦うことができなかった現状で、また負けたっちゅうことですね。(民進党希望の党への合流で)いいところまでちょっと歩き始めたんだけど、残念ながらうまくいきませんでした。

と言って、(自らの)工作が失敗したことを自ら認めているわけですし。

「たられば」はプロ野球の批評でさえ御法度とされているのに、政界の人間やマスメディアが平気で「もし野党が一本化できていれば」などとほざき続けることには開いた口が塞がりません。