kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

秋篠宮家長女・眞子氏の「婚約解消」と週刊誌報道と極右の思惑と

皇室というか皇族には全く関心がないので、天皇家の女性の婚約者の母親をめぐる週刊誌報道自体、全く知らなかったのだった。たまに週刊誌を立ち読みする時も、皇室関係の見出しが目に入っても脳が反応しないようになってしまっている。

だが、眞子氏と小室圭氏との婚約解消の件も、テレビのニュース(報棄てやNEWS23)がどこか妙な、奥歯に物が挟まったような伝え方をしているな、とは思った。その背景がうすうすわかったのは、職場で翌日の日経朝刊を読んだ時だった。

禍根を残すレッテル貼り 眞子さま、前代未聞の結婚延期 :日本経済新聞

禍根を残すレッテル貼り 眞子さま、前代未聞の結婚延期
解説 編集委員 井上亮

 前代未聞である。天皇陛下の裁可を得て婚約が内定し、結納にあたる納采の儀と結婚式の期日まで決まっていた秋篠宮家の長女、眞子さまの結婚が延期となった。

 2005年11月に結婚した天皇家の長女、黒田清子さんの婚約正式発表が前年の新潟県中越地震高松宮妃喜久子さま死去のため2度延期になった例はある。しかし、ここまで具体的に固まっていた皇族の結婚が先送りされる外形的要因は見あたらない。

 眞子さまがお気持ちを示した文書では「準備不足」が理由とされているが、国民の多くが思い浮かべるのが昨年から続いている週刊誌報道の影響だろう。

 婚約者の小室圭さんの家庭の事情に関して、バッシングともいえる報道が続けられている。憂慮されるのは、一連の報道が「皇族の結婚相手としてふさわしくない家柄」というレッテルを貼る空気を助長することだ。

 「婚姻は両性の合意のみに基づいて成立する」と憲法は保障している。これ以外の要件は何もない。もし、「家柄」や「経済力」などへの懸念、批判が圧力になったとしたら、民主主義国家として恥であろう。そして、今後の皇族の結婚に禍根を残すことにもなる。

編集委員 井上亮)

日本経済新聞 2018/2/6 19:21)

コラムの主旨には、そりゃまあその通りだなと思っただけだが、それよりもそんな記事を書いたのは一体どこの週刊誌だろうと思った。たぶんあそこかあそこだろうなと当たりをつけたが、調べてみるとその両方だった(笑)

下記記事は、検索語「小室圭 バッシング 週刊誌」で筆頭で引っかかった。


上記記事の3頁目*1を引用しておく。

女性皇族を旧宮家の男子と結婚させたがっていた安倍首相

 眞子内親王と小室さんの交発覚直後から、ネットでは、「#眞子様婚約反対」なるハッシュタグまで作られ、「あんな素性のわからない人間が女性皇族と結婚しようなんておこがましい」「内親王の降嫁先としては胡散臭すぎる」などといった時代錯誤丸出しのバッシングが展開された。ちなみにこのハッシュタグには「#がんばれ安倍ちゃん」「#安倍総理支持」というハッシュタグが一緒に並んでいたり、アイコンに日の丸が使われていることも多く、安倍応援団やネトウヨがこうしたバッシングを煽動していたのは明らかだった。

 自民党政治家や保守系メディア、評論家なども「パラリーガルなんて一人前の男がやる仕事じゃない」「実際は皇室の金目当てなんじゃないか」などといういわれのない批判を浴びせていた。

 これらの攻撃が、安倍政権やそれを支持する極右勢力の差別意識に基づいているのはもちろんだが、もうひとつ、彼らを小室さんバッシングに走らせたものがある。それは、皇族の減少と皇統維持という問題だ。

 現在、天皇の孫世代の男性皇族は眞子内親王の弟である悠仁親王だけで、女性皇族がすべて結婚して皇籍を離れたら、最終的に悠仁親王だけになってしまい、その後の存続も危ぶまれる。

 そのため対策が断続的に議論されているが、代表的なのが、「女性宮家の創設」という案と、「旧宮家男系男子を皇籍復帰させる」という案だ。男女平等の観点からも「女性宮家の創設」には国民の支持も高いが、ミソジニー日本会議や安倍首相をはじめとする極右勢力は男系の伝統にこだわりこれに強く反対し、「旧宮家男系男子の皇籍復帰」を主張している。安倍首相のブレーン・八木秀次氏などは、その変形バージョンとして「旧宮家男系男子と女性皇族を結婚させる」などという、個人の意志を完全に無視したトンデモ案を提案しているが、安倍首相も「旧宮家の男系男子孫と結婚する女性皇族がいたら女性宮家を創設してもいい」と同種の考えをもらした。

 こうした皇室存続をめぐる様々な議論のなかで、いずれの立場からも、ひとつのメルクマールとなると期待されていたのが、眞子内親王の結婚だった。しかし、眞子内親王はそのいずれの制度改革をも待たず、結婚して皇籍を離れることを決断した。しかも、その相手の小室氏は、ICUの同級生で、皇室と縁もゆかりもない存在だった。

 つまり、安倍政権や右派のなかには、この眞子内親王の決断に対する強い不満があり、それが小室さんバッシングに転化したということだ。

「そして、今回の母親の問題で、この右派の結婚ツブシの動きは一気に拍車がかかったということのようです。このまま、結婚話が本当に潰れてしまう可能性もある」(前出・宮内庁担当記者)
(後略)

(リテラ掲載「眞子内親王の婚約者・小室圭氏の母親の男性問題を週刊誌が報道! 背後に安倍政権や極右勢力の結婚ツブシが」より)

ここに書かれた安倍晋三云々の話は、真偽不明ではあるものの「安倍なら考えかねない」と思わせるものだ。私は小泉政権時代の2006年に秋篠宮家の長男誕生の際、女系天皇容認論者の小泉純一郎よりも安倍晋三の方が早く情報をキャッチしていたことを覚えており、その頃から、天皇家の世継ぎ問題に関する安倍の頑迷な極右思想には強い不快感を持っている。
ただ、安倍政権の圧力で文春や新潮が動いたとはまず考えられず、これらの週刊誌は「売らんかな」根性で記事を書いたに違いない。

また、私は皇太子夫妻に対して好感を持っていないが(たとえば皇太子に対しては「自然破壊の下手人」との印象を持っている)、秋篠宮家に対しては皇太子夫妻よりもさらに強くネガティブな感情を持っている。それは、ネトウヨの間に強い反皇太子夫妻・親秋篠宮家の風潮の影響が強い。「敵の味方は敵」という、いってみれば短絡的な理由だ。

しかし、眞子氏が小室圭氏と結婚を断行するなら、少しは秋篠宮家を見直してやっても良いと思う。

このまま結婚話が消えてなくなりそうな予感はするのだが、この予感は外れてほしい。