kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

ヤクルトの交流戦「最高勝率」が確定

サッカーW杯に埋もれて世間ではほとんど注目されていないが、個人的に気にしまくっていたプロ野球交流戦で、ヤクルトスワローズの「最高勝率」が無事確定した。

このところずっと交流戦では悪い思い出ばかりだったので全然知らなかったのだが、2015年から「交流戦優勝」を表彰する制度はなくなり、リーグ対抗色を強めて「勝利数の多かったリーグの勝率1位」が最高額(1000万円)の賞金をもらい、全体の勝率1位球団はその半分の500万円をもらう仕組みになっているらしい。また、ずっと前には同率で並んだチームがあった場合前年度の順位が上のチームを上位とするルールがあったが、今では直接対決の結果で順位を決めるらしい。リーグ対抗戦としては今年もパ・リーグの勝ち越しが決まっているが、オリックスパ・リーグ勝率1位はまだ確定していない(1ゲーム差で西武、ソフトバンク、ロッテの3球団が並んでいる)。

ヤクルトの場合、明日(19日)予定されている最終戦ソフトバンク戦@神宮)に負けてオリックス20日の最終戦阪神戦@甲子園)に勝てば両球団の勝率が並ぶが、ヤクルトはオリックスに2勝1敗で勝ち越したために順位が上になる。このため「最高勝率」が確定した。昔なら同率で並べば去年交流戦で最下位だったヤクルトが下になるから両球団が並んだ場合には「交流戦優勝」はオリックスになるところだった。よくわからない話だが、読売がいるセ・リーグ全体の勝敗なんてどうでも良いから(というより読売は負ければ負けるほど良い)、ヤクルトが交流戦で無事勝率1位で逃げ切れたのは良かった。

今年は2カード目のパ・リーグのホームゲームの相手が楽天だったことが運が良かった。あそこで3連勝したのが、次の週のソフトバンクオリックス相手のホームゲームに勢いをつけた。ソフトバンク戦での連勝が交流戦勝率1位の決め手になった。

最後のパ本拠地6連戦は、ヤクルトが交流戦前のリーグ戦でロードわずか6勝、それもDeNA戦4勝2敗、阪神戦2勝3敗(倉敷での1敗を含む)の他は、広島に5連敗、中日に4連敗(金沢での1敗を含む)読売に3連敗というぶざまな成績だったことから、負けまくるのではないかと恐れていたが、チームの勢いが3勝3敗で乗り切る(しかも西武に2勝1敗で勝ち越す)結果を生んだ。楽天戦と合わせた交流戦でのロードゲームは6勝3敗で、リーグ戦でのロードゲームの勝ち星と並んだ。想像もつかなかった好成績だった。

交流戦の終盤では投手陣がかなり乱れたが、途中まで防御率1位と投手陣、特に中継ぎが踏ん張った。打線では山田哲人が西武戦で故障したが、川端や畠山が戻ってきたので(畠山は低打率だが)なんとか打線の形になってきた(山田も戻ってきた)。セ・リーグの順位も2位から5位までが毎日のように変わるが、昨日の白星で阪神と同率2位に並び、首位広島との差も4.5ゲーム差になった。交流戦セ・リーグではヤクルトの独り勝ちで、他球団はDeNAが残り2試合に連勝すれば勝率5割になる可能性を残すが、他の4球団はすべて負け越しが決まった。中でも読売は交流戦5割到達を目前にしてロッテに逆転サヨナラ負けを喫してめでたく負け越しが決定した。

しかし、リーグ戦はその読売と東京ドームで、しかも敵の先発が菅野という、最大級の難関の試合で再開される(22日)。勢いなどあっという間に吹っ飛んで元の木阿弥になるのではないかと恐れる今日この頃なのだった。