「野党共闘」の綻びが露呈したとしか言いようがない衆院大阪12区補選の結果を共産党はどう受け止めるかと思っていたら、『しんぶん赤旗』に能天気そのものの「共闘翼賛記事」が出ていた。読む方が赤面せずにはいられない恥ずかしい内容なので、武士の情けで下記にリンクを張るに留める。
衆院大阪12区補選もさることながら、最近の共産党の大罪として挙げられるのは、例の大阪ダブル選挙で自民党候補を「勝手連」方式で応援することによって、維新に「自民との野合」として批判する口実を与え、それが有権者に説得力を持ったために、少し前まで長期低落傾向にあるとみられていた大阪維新の会の党勢をV字回復させてしまったことだ。
気の早いメディアは、参院選や同日で行われた場合の衆院選の議席予想を出し始めているが、いずれも維新の躍進を予想している。いうまでもなく維新は「安倍与党」だから、安倍晋三は共産党が維新をアシストしてくれたことに笑いが止まらないだろう。
しかし、これほどの醜態を晒し続けても共産党執行部には反省の色が全く見られない。
結論はただ一つ。やはり民主集中制は決定的に間違っているということだ。
