昨夜(5/29)夜11時をだいぶ回ってからテレビをつけたらTBSのNews23でもやってたが、私はその前の昼休みに下記記事に接していたのだった。
エベレスト頂上直下の「渋滞」とは怖すぎる。あんなところで渋滞したら死んでしまうぞと思うし、事実ベテランの登山者にまで渋滞に起因する死者が出ているらしい。
今シーズンの死亡例のうち少なくとも4件は登山者の混雑が原因とされている。寒さが厳しく空気が薄い危険区域、いわゆる「死のゾーン」では複数の登山チームが時に数時間立ち往生することもあったという。
News23では、好天時には渋滞が激化するからと、それを避けてやや天候が良くないタイミングに頂上に登り、無事下りてきたという登山案内者の話を紹介していた。
山の渋滞といえば槍ヶ岳の穂先を思い出すが、20年近く前の秋に、登山者の多い槍沢経由でなく東鎌尾根経由のいわゆる「表銀座縦走路」から槍の穂先に立ったときには、他の登山客のいない時間が何十分も続き、快晴の頂上を満喫したものだったが、あそこも登山客が集中する時間帯だと大渋滞が起きて殺気立った空気になると聞いた。しかし槍の穂先での渋滞で死ぬことはまずない。標高3千メートルと9千メートル近くとは全く比較にならない。まあ私がエベレストに行くことは絶対にないのだが。
そういえばひところは新聞の見出しは「チョモランマ」とされていたが(特に故長谷川恒男がよく登っていた頃=1980年代)、最近はまた「エベレスト」表記が主流になっているな。たとえば検索語「チョモランマ」でググっても、筆頭に表示されるのはWikipediaの「エベレスト」だったりする。どういう変遷があったんだろうか。