kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

上念司と安冨歩(コメント欄より)

 10年前には山勘で国政選挙の結果を当てていた「なんとか夫人」(何と名乗っていたか忘れてしまったw)が「2ちゃんねる」(現5ちゃんねる)でもてはやされていたが、そんな時代はもはや去り、三春充希氏による理性的な世論調査や選挙の分析が主流になったことは、人間社会にも進歩があることを感じさせるものだったが、その三春氏は過労でダウンしてしまったようだ。

 

 

 人間、休むべき時には休むことだ。上記のように山勘に頼ったり、さもなくば世論調査の捏造説を唱えたり、果てには「不正選挙」だと騒ぎ出したりする連中が跳梁跋扈していたことを思えば、三春氏の分析の成果は今までの分だけでも既に十分大きい。

 上記3紙の予想では、日経・読売(特に日経)と毎日の差が大きいが、日経・読売は自公維の議席改憲に必要な3分の2に迫るとしているのに対し、毎日は「3分の2は厳しい」と予想している。しかし最近の毎日は予想の精度に問題があるように思われるので、ここはもっとも国政選挙の情勢調査にかけてはもっとも精度が高いとの定評がある朝日の終盤の情勢調査記事を待つしかない。但し朝日は終盤の選挙区情勢は注目区しか記事にしないのが通例だったと記憶する。

 今日は昨日公開した下記記事へのコメントを紹介する。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

 まずは上念司に関するコメント。

 

MMT初心者の初心者

 

上念が「MMT右派内で内ゲバをやらかしている」というのは誤りかと。

彼は「MMT社会主義」などとこれまで執拗にMMTに対して的外れな批判を繰り広げてきました。

MMTの優勢を見て、最近は「中野剛志ら日本の論者が言っているのはニセMMTだ。自分がこれまで批判してきたのは本物のMMTではなくニセMMT」「僕はMMTに賛成。リフレと数式が同じらしいから(無論デタラメです)」などと、みっともなく予防線を張ってきていますが、その「本物のMMT」についてはよく知らないとも語っていますから、彼を「MMT右派」に位置付けるのはやはり不適当でしょう。

「リフレ右派の上念がMMT右派と揉めている」と言うべきでしょうね(これに関しては前々からのことですが)。

MMTとリフレ派の違いは様々ですが、金融緩和(量的緩和)への評価でしょうね。
MMTerは流動性の罠に陥った状況での金融緩和には効果が無いとしています。

つまり、安倍政権唯一の「功績」とも言える金融緩和も、全く意味のあるものではなかったと見ています。
失業率の改善は単に人口動態の変化がもたらしたモノ、という主張ですね。

その意味では、金融緩和だけは評価していたkojitakenさんよりも更に安倍の経済政策に批判的です。

 

 上念が「リフレ派右派」であることは知っていました。MMTについては、評価が定まらない上に参院選山本太郎にかこつけて宣伝しようとする人たちの声が大きい現在では、近寄らない方が無難だと考えて敬遠してはいるのですが、上念が「誰それはニセMMTだ」と言って罵り合いをやったらしいことは仄聞していたので、「MMT右派内での内ゲバ」かと思ったのですが違ったようですね。「リフレ派右派がMMT右派と揉めているのは前々からのこと」というのも一応は知っていて、以前財政右派として悪名高い朝日新聞の原真人が「同じに見えるのだが」とか言って面白がっているのを見たことがあります。

 いずれにせよ私が強く思うのは、上念司とはなんて下司な野郎なんだろう、ということであって、そんなのと腐れ縁を保っている(ようにしか見えない)松尾匡氏には、もっとしゃんとしてほしい、そんなことだから「薔薇マークキャンペーン」を参院選の争点にすることができなかったんじゃないかと言いたくなります。

 

 次は、山本党の比例区公認候補・安冨歩に関するコメント。

 

id:yoinotsubasa

 

山本氏の党には少し期待していました。少しだけ。
それはまるで10年前の政権交代時に、民主党のオザーサンに少しだけ期待したように。
ですが、山本党から出馬する安冨歩はいただけない。
https://matomame.jp/user/sora/402f57bd0bf1aaaa26df
悪名高い#ビ•ハイアという会社で奴隷扱いされた女性社員が自死した事件があります。
不当な借金を負わせ給料未払い(S社長曰く借金との相殺だそうな)、会社に寝泊まりさせ、食事も睡眠も与えられず、罵倒される毎日に疲れ当該女性社員は
「わたしは死んだほうがマシですか?」
という趣旨の連絡をしたそうです。すると、S社長は激昂して女性社員の目の前でパソコンを破壊し、「(お前が)死んでもゴミが増えるだけだ」などと、暴言を吐きました。その後すぐにその女性社員はビルから飛び降りて命を絶ちました。
その横暴なS社長と安冨歩氏は昵懇で、明らかにパワハラと過労動による自死ともとれるのにS社長を擁護しました。
太郎新選組からは、労働問題、非正規雇用者の権利向上を求める渡辺照子氏が出馬しています。多様性と言えば聞こえは良いけど
主義主張が相容れぬ者が同党から初出馬とか、万が一当選したとしても、大丈夫か?と心配します。いや、心配の対象は太郎新党ではなく、ヤマシンです。ま、要らぬ心配かもしれませんが。
長文すみません。

 

 この件は知りませんでしたが、安冨歩が「薔薇マークキャンペーン」とは不適合な候補者ではないかとの批判が強くあったことは知っていますし、私もその意見には同感でした。

 安冨候補の件に限らず、山本党には「光」と「影」の部分があって、しかもその両者のコントラストが結構どぎついんですよね。「影」の部分の最たるものは元号を党名にしていることでしょう。

 ですが私は、今回の参院選では山本党の「光」の部分だけを活かして、他は拒絶する選挙結果になれば良いと思っています。その「光」の部分が特定枠の活用であって、だから同党が1ないし2議席を得て山本候補自身や安冨候補らに落ちてもらえば良いと思います。

 なお、山本太郎には下記呟きの主のような支持者もいます。

 

 

 「山本太郎の『私を疑って下さい、常にチェックして下さい』という言葉」は実に良いと思います。小沢一郎にはこんな言葉を発することはできませんでした。ただ、こういうまともな支持者ばかりなら良いのですが、残念ながらまともでない支持者(=信者)を他のどの政治家よりも多く抱えるのが山本太郎だということです。少し前までは小沢一郎が最多でしたが、「小沢信者」(オザシン)たちが一斉に「山本信者」(ヤマシン)に転向して現在のようになりました。ですから、「心配の対象は太郎新党ではなく、ヤマシンです」と仰るのは私にもよくわかります。彼らこそ、冒頭に書いた三春充希氏の著書が示す理性とは真っ向から反して「不正投票ガー」「ムサシガー」などと絶叫する連中ですからね。この国の未来にとって有害極まりないと思います。

 もしかしたら、それを自覚しているからこそ、山本候補は自ら落選への道を選んだのではないかと私は想像しています。

 いずれにしても、山本候補にはしばらく国会を離れた時間が必要だろうと思う次第です。