kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

山本太郎、ゴリゴリのネオリベ・高橋洋一を「消費税減税勉強会」の講師に呼ぶ(呆)

 昨日(11/28)話題になったのは、馬淵澄夫とともに「消費税減税勉強会」を主宰する山本太郎が、「リフレ派右派」、つまり財政政策に冷淡でこれを軽視する「小さな政府」派の代表格、早い話がゴリゴリの新自由主義者である高橋洋一を「消費税増税勉強会」の講師に呼んだことだった。

 石垣のりこは高橋を「レイシスト」「ファシスト」と呼んで批判するツイート*1を発したが、高橋は嫌韓など政治思想的右派もあるけれども、リフレ派右派としての役割が大きいため、彼のネオリベとしての側面がまず第一に強く批判されるべきだと私は思う。山本太郎のウリも経済政策のはずだから、その山本がゴリゴリのネオリベを講師に呼んだことは大いなる自己矛盾だ。勉強会で山本と高橋が財政政策をめぐって激しくやり合ったなどという話も流れてこない。高橋は消費税増税は不要と唱えてはいるが、それは彼のネオリベらしい「小さな政府」志向によるものに過ぎない。山本太郎は(もともとは)消費税減税とともに富裕層や大企業に対する増税をセットで唱えていたはずだから、税制の全体像や財政政策について激しい議論があってしかるべきだと思うのだが、なぜそういう話が全然聞こえてこないのだろうか。

 

 昨日は久々に「きっこ」のツイートに注目した。

 

 

 これはいえてる。

 なお、馬淵澄夫は瀕死の重傷を負って入院中だから、講師の人選を行ったのは山本太郎だろう。とはいえ馬淵も旧民進党系の極右政治家であり、こんな人と組んでいる山本の見識が問われることはいうまでもない。

 このきっこのツイートに、「ヤマシン(山本太郎信者)」たちが反論しているが、いついかなる場合でも教祖たる山本太郎を擁護・崇拝するという彼らの態度が山本太郎をどんどんダメにして行っていることを指摘しておかなければならない。

 つくづく山本太郎は支持者やブレーンに恵まれない人だ。山本自身が「私を疑って下さい」と言っているのに、コアな支持層である「ヤマシン」は教祖の擁護と崇拝しか知らないのだから。山本のブレーンとされる斎藤まさしに至っては、なんと「チャンネル桜」に出演するらしい。

 

 

 これでは、こたつぬこ(木下ちがや)氏から下記のツイートで切り捨てられても仕方ない。

 

 

 極端なネオリベにも極右にも良い顔をしようとする山本元号党。そういや党名に元号を冠したことがこの政党の性格を象徴していると改めて思った。この事実だけでも、同党が左派はもちろんリベラルでもないことは最初からはっきりしていた。

 もともとあの界隈では「『右』も『左』もない」というのが合言葉だったから、その惰性を思いっ切り引きずっている感がある。

 

 以下は山本太郎高橋洋一とは関係ない蛇足。久しぶりにきっこのツイートをいくつか見ていたら、下記のツイートが目についた。

 

 

 菊間千乃というのは元フジテレビアナウンサーだった人だが、朝の番組でビルの3階だか5階だかから安全に下降するはずが危機の不具合で地面に叩きつけられて大怪我を負った様子が生中継され、テレビに見世物にされた屈辱をバネに司法試験に合格して弁護士になった人だ。とはいえそういう動機からだし、フジテレビの所属でもあったから、現在でもテレビのワイドショーで頻繁に出演しているが、言うことも特にリベラルでも人権派でもないので私は全然買っていない。

 その菊間でさえ「桜を見る会」で安倍晋三菅義偉を批判しているとは、安倍や菅は思いのほか大きなピンチになっているのかもしれない。

 しかし私が注目したのはそのことではない。きっこが14年前に今はなき「さるさる日記」に連日、未成年芸能人飲酒事件について菊間を批判する記事を公開し、アクセス数を稼いでいたことを思い出したのだ。「きっこの日記」にはバックアック版としての「きっこのブログ」が残っているから、一連の記事のうちの一つを下記に示す。2005年7月19日の日付がついている。本文は引用しない。

 

kikko.cocolog-nifty.com

 

 だから、「へえ、きっこがかつてあれほど叩いた菊間のコメントを引用するんだ」と思った次第。