kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

恥知らずの細野豪志、自民党・二階派入りを模索(笑)

細野豪志、どうせ行き先は自民党しかないだろうとは前々から思っていたので、下記産経の報道に驚きは全くない。

https://www.sankei.com/politics/news/190113/plt1901130007-n1.html

細野豪志氏、自民入り探る 無所属の展望見えず二階派接触、地元は反発

 旧民主党政権で環境相を務め、現在は無所属の細野豪志衆院議員(静岡5区)が自民党入りを模索している。“野党のホープ”として将来を期待され、小池百合子東京都知事らと旧希望の党を結党して政権奪取を目指したが失敗に終わり、展望が開けないためだ。二階俊博幹事長率いる二階派志帥会、44人)の関係者らと水面下で接触し、機会をうかがうが、地元の反発は強く、ハードルは高い。(奥原慎平)

 「早々に細野氏を二階派に迎え入れてもいい」

 昨年12月17日、二階氏は自身に近い静岡県連幹部らと党本部で地方選情勢について意見を交わした際、こう述べた。細野氏は旧民主党などで一貫して自民党と対峙(たいじ)してきた。それだけに、二階氏の発言を聞いた関係者は驚きを隠せない。

 細野氏は当選7回を数え、旧民主党政権で原発事故担当相や環境相、党幹事長を歴任。旧民進党で代表代行も務めた。しかし、憲法改正に関する見解の相違などから平成29年8月に離党。旧希望の党を結成したが、野田佳彦前首相らの入党を拒んで反発を招き、昨年5月以降は無所属を続ける。

 政治活動は活発とはいえず、八方ふさがりの細野氏は二階派議員らと会食を重ね、地元の自民党県議にも入党への感触を確かめているという。細野氏は自民党入りを否定せず、「いろいろな人が努力してくれている。自分の口からは話すことはできない」と含みを持たせる。

 二階派平成研究会(現竹下派、56人)に在籍経験のある今村雅弘元復興相や桜田義孝五輪相ら他派閥からの移籍組を積極的に受け入れ、勢力を拡大してきた。二階派幹部は細野氏について「政治キャリアを考えれば自民党で仕事をしてもらいたい議員だ」と前向きだ。二階派の関係者は「特別会員として二階派に加入させ、次期衆院選で勝利したら追加公認する可能性がある」と道筋を描く。

 ただ、細野氏と長年敵対してきた地元の反発は強い。自民党県議らが昨年12月初旬に行った意見交換では反対意見が大勢を占めた。参加した県議は「選挙のたびに辛酸をなめた相手だ。党本部が決めても自分たちには意地がある。『はい、そうですか』と認められない」と率直に語る。

 政党を渡り歩く細野氏には「節操がない」との声も上がる。そんな細野氏に二階派側は「踏み絵」を用意。今年の統一地方選参院選自民党候補支援といった貢献を内外に示すことだ。ただ、静岡5区は岸田派(宏池会、48人)所属の吉川赳・元衆院議員が党支部長を務め、再起に意欲を示す。岸田派の中堅は「細野氏が5区から出るなら新たな党内対立を招きかねない」と警戒している。

(産経ニュース 2019.1.13 21:05)


記事中に、「二階氏の発言を聞いた関係者は驚きを隠せない」とあるが、そんなリアクションに対してこそ私は「驚きを隠せない」。

ちょっと前に、樽床伸二が無所属で衆院大阪12区の補選に出馬することを表明し、その際、樽床が与党系候補者として出馬するのではないかとの推測が多方面からなされた。そして樽床自身もそれを否定していない。

この話を聞いた時、細野豪志をはじめ、長島昭久松原仁柿沢未途ら、「希望の党」設立初期から同党になびき、現在立憲民主党にも国民民主党にも属していない議員どもは、次の衆院選でどうするんだろうかと思った。私は、彼らはきっとみんな自民党に拾ってもらうんだろうなあと思った。ただ、細野豪志だけは、小池百合子の威を借りてのはね上がりっぷりが「ハンパなかった」*1ので、果たして自民党に受け入れられるだろうかと訝ったのだった(笑)。

なにしろ、一昨年の衆院選で、希望の党にも立憲民主党にも行かなかった無所属の民進党衆院議員や参議院民進党を、当時の希望の党(現国民民主党、以下「民民」と表記)に合流させようという民民側の野望を挫折させたのは、岡田克也を筆頭とする民進党系無所属議員が持つ細野に対する強い拒絶反応だったのだ。

だから細野は、立民はもちろん民民にも参加できない立場だ。かといって細野は静岡の東の果てに位置する静岡5区選出なので、維新に移籍しても当選できるかどうかはきわめて怪しい。そうであれば、細野が自民党入りを模索するのは、損得勘定から言ってそれ以外にあり得ない選択肢だったのだ。

だから、細野の自民入りの動きに驚く方がおかしい、というかぴっくりポンだ。

問題は、記事にもある通り、自民党があんなやつを受け入れるかどうかだ。

二階俊博は周知の通り「なんでもあり」だが、来月に83歳になる高齢だ。私は常々「野党共闘」に大きな影響を与える要因として、今年5月に77歳になる小沢一郎の高齢があると考えているのだが、二階はその小沢よりもさらに6年3か月、早生まれだから7学年も年上にあたる。雑食系の二階が去った後の二階派、ひいては自民党はどうなるのだろうかと思うことしばしばだ。

その「政治人生の残り時間が短い」二階が、自民党内から強い反発を招くであろう細野豪志受け入れに動くという報道だから、これはもう「『崩壊の時代』の崩壊」がいよいよ始まる兆しが見えてきたとしか思えない今日この頃なのである。

*1:「半端でない」という言い方が、なぜ最近「ハンパない」と言われるようになったのかよくわからない。