kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

新型コロナウイルス、ドイツでの致死率が急増し1.9%に、一方、日本での致死率は急減し2.2%に。しかし‥‥

 昨日(4/7)、7都府県を対象に緊急事態宣言が発令され、今日午前0時から発効したが、さっそく私の仕事にも影響が出たので今朝の更新は休んだ。

 安倍晋三がイタリア人記者の質問に無礼きわまりない答えを返した件*1など、この軽蔑すべき宰相を持ってしまったことについては、毎度のことながら他国に迷惑をかけて申し訳ないなあと思うが、安倍の件には今日はこれ以上突っ込まない。

 今日目についたのは、下記サイトで確認できるドイツでの新型コロナウイルスによる致死率がますます高くなってきたことだ。ドイツでの致死率は1.9%に達し、日本での致死率2.2%と大差なくなってきた。ひところは、日本の致死率が3.7%もあったのに対し、ドイツでの致死率は0.2%だったが、その差が急速に縮まってきた。おそらく、間もなく両国の致死率は逆転するのではないか。

https://gisanddata.maps.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/bda7594740fd40299423467b48e9ecf6

 

 しかし、日本における致死率あるいは重症患者の比率を、日本の医療水準に帰する下記のツイートのような見解は誤りだろうと私は思う。

 

 

 そうではなく、感染が急激に広まり始めた段階では、まだ各患者の症状が悪化しておらず、かつ医療体制にも余裕があるために致死率や重症患者の割合が低いだけだろう。今の日本は、少なくとも欧米と比較するとその状態だし、致死率が0.2%の頃のドイツはその状態の典型だった。

 しかし、いくら検査数が多くても、あるいは病院のベッド数に余裕があっても、指数的な感染拡大には対応できない。直近のドイツでの致死率の急激な悪化はこのことを示している。

 単に、日本はまだドイツほど感染が拡大していない段階にあるに過ぎない。今後感染が急激に拡大していくなら、日本での致死率や重症患者の比率は急激に高まることは絶対に間違いない。

 結局、もっとも重要なことは、感染を拡大させないことなのだ。

 そのためにもっとも有効なのは、人の移動を抑えることだ。

 よく、安倍晋三小池百合子が自粛を呼びかけただけで東京の繁華街の人が少なくなったのを「お上に従順だからだ」と評する人がいるが、そういう意見に接するだけで私は腹が立つ。そういうことを言う人は、東京や大阪などのように急激な感染拡大の危機に瀕している都市に住んでいないか、または仮に住んでいても危機感が希薄に過ぎるだけなのだ。要するに、おのれの浅はかさを露呈しているに過ぎない。

 違うのだ。外出を控える人の多くは身の危険を感じており、また仮に自らが無症状の感染者である場合には自ら感染を拡散している恐れがあると考えている。だから外出を控えているだけの話だ。

 それを解しない人たちの意見が多くの人心をつかむことなど、できようはずもない。