kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

日本国内での新型コロナウイルス感染症の致死率が4.59%に上昇(2020/5/16)

 検察庁法改正案をサンデーモーニングはメインのトピックとして扱わなかった。週間ニュースの1つとして扱われるにとどまった。この姿勢はいただけない。かえってそのあとの変な番組の方が最初の話題にしていたが、きゃりーぱみゅぱみゅ氏にいちゃもんをつけた「ネトウヨ文化人」の加藤清隆を太田光が罵倒していた*1のが目立った程度。この太田という人は、今日のようなまともな発言もするけれども*2変なこともずいぶん言う。来週の法案審議の仕切り直しがどうなるかは全く予断を許さない。

 このところ、新型コロナウイルス感染症がロシアでずいぶん広がっているが、1%にも満たない致死率が低すぎる、隠しているのではないかとの陰謀論が一部でささやかれている。しかし私は大の「反プーチン派」であるにもかかわらずその意見には与しない。この感染症は、岡江久美子氏のような例外もあるけれども死亡者の多くは死亡までの日数が長く、新規の陽性者数が減っても死亡者数が高止まりし続ける傾向がある。だから感染が急拡大している時期には致死率が一見低く見えるが、ある時期から死亡者数が急増して高止まりする。当初致死率がわずか0.2%だとして絶賛されたドイツも、現在の致死率は4.5%だ。そして、江川紹子氏が緩い規制で世界でも最も良い成績を出していると評価した日本の致死率は、そのドイツを上回る4.6%(4.59%)になった。日本の致死率が3%を上回ったのは先月末だったが、それから2週間強で4.5%を上回った。日に平均0.1ポイント近く致死率が上がり続けている。もういい加減致死率上昇のペースが落ちるだろうとかなり前から思っているのだが、なかなか落ちないことには、ここまで恐ろしいウイルスだったのかという思いだ。サンモニではアメリカから発生が広がったらしい約100年前の通称「スペイン風邪」では第2波の致死率が5.3%で、日本国内で何十万人もの人が死んだと言っていたが、致死率だけからいえば今回の新型コロナウイルス感染症はそれに匹敵している。違うのは、今回は感染者数が少なく済んでいることだ。これは日本では早くから武漢での感染症蔓延が知られていて対策が取りやすかったからだろうが、安倍晋三小池百合子が五輪の東京開催確保にかまけて対策に力を入れるのが遅れたために、死なずに済んだはずの多くの人たちを死なせてしまった。その結果が現在数字で示されている通りの、東アジアで最悪の感染状況だ。人口当たりの死亡者数は、韓国の約1.2倍になった。

 下記はNHKニュースへのリンク。昨日(16日)は57人の新規陽性者と19人の死亡者が発表された。

 

www3.nhk.or.jp

*1:https://news.mynavi.jp/article/20200517-1037567/

*2:14年前には『憲法九条を世界遺産に』という本を出したことがあったと記憶する。