kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

国内の新型コロナウイルス感染症の週間新規陽性者数3,694人、死亡者数76人(2020/9/5-11)

 昨夜(9/11)の東京はこの季節としては異常なくらい蒸し暑かったが、その後どんどん気温が下がっている。今日はこれからかなりの雨が降るらしい。季節が変わるタイミングで与党も野党も大きく変わるが、新型コロナウイルスの感染の傾向は変わらない。徐々に新規陽性者は減っているが、死亡者数はようやく少し減少に転じた程度だ。

 下記は昨夜(9/11)のNHKニュースへのリンク。

 

www3.nhk.or.jp

 

 上記NHKニュースによれば、昨日(9/11)午後9時26分までの日本国内での新型コロナウイルス感染症の陽性者数累計は74,688人、死亡者数は1,428人だった(クルーズ船・ダイヤモンドプリンセス号を除く)。先週の時点(9/4午後11時半まで)では陽性者数累計が70,994人、死亡者数が1,352人だったから、今週は陽性者数3,694人、死亡者76人だったことになる。先週は陽性者数が4,348人、死亡者数は91人だった。週間の死亡者数を陽性者数で割った値は2.06%であり、先週の2.09%からほぼ横バイだった。

 8月1日以降の累計では陽性者数は38,299人、死亡者数は415人となった。「致死率」は1.08%。この「致死率」が最終的には1.8%程度になるだろうというのがかなり以前に私がこの日記で示した「ど素人の勘」だがどうなるか。以前国立感染症研究所が推算した「第2波」の致死率4.7%よりはかなり低くなりそうだが、この記事をかけたネット検索で知った情報によると、感染研は先週、推算を訂正していた。以下5日のTBSニュースより。

 

news.tbs.co.jp

 

 以下引用する。

 

高齢者の致死率「第2波では低下」 国立感染研が計算方法精査

 

 新型コロナウイルスの高齢者の致死率について、国立感染症研究所は先月、「第2波と第1波とはほぼ変わらない」としていましたが、計算方法を精査したところ、実際には第2波の状況下では低下していたことが分かりました。

 

 国立感染症研究所は、先月開かれた厚生労働省の専門家組織の会合で、70歳以上の高齢者の致死率について、流行の第1波では25.1%、第2波では25.9%でほぼ変わらないという分析結果を報告していました。

 

 国立感染症研究所は4日、第2波の致死率について、6月1日以降の感染者数など、より直近の数値だけを計算に使うなどして計算方法を精査したところ、全体の致死率は0.9%となったほか、70歳以上の高齢者の致死率は8.7%となり、実際には低くなっていたことを明らかにしました。

 

 第2波での致死率が低くなったのは、検査体制が整備され軽症者などが多く見つかるようになったことなどが影響している可能性があるということです。

 

(TBSニュース 2020年9月5日 2時59分)

 

出典:https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4070461.html

 

 これは相当にお粗末な話で、日本の「専門家」のレベルの低下、これにきわまれりといったところ。日本の国力の低下を象徴しているともいえる。

 なお、データを8月1日以降に限れば、致死率は既に1.1%になっているが、これはいうまでもなく6月, 7月に感染した人の死亡例が8月以降の死亡者数に含まれているためだ。「第2波」全体では今のところ致死率は0.9%程度なのだろう。「今のところ」というのは、今後も死亡者が増えるであろうから、最終的な致死率は0.9%よりもかなり高くなると思われるからだ。

 それでも「第1波」の致死率5.4%よりはかなり低くなるだろう。それは検査がある程度拡充されたためであって、おそらく5.4%の3分の1程度の1.8%くらいになるだろうというのが、私の「ど素人の勘」の根拠なのだった。