kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

やはり! 山本太郎が東京都知事選に出馬を表明

 やはり山本太郎東京都知事選に立候補することを表明した。下記はNHKニュースへのリンク。本文の引用は省略する。

 

www3.nhk.or.jp

 

 下記の某新選組のツイートを見ると、フィフティフィフティなどと言っていた本人の弁とは裏腹に、出馬の準備は万端だったようだ。

 

 

 既に特設サイトもできあがっている。出馬は予定の行動だった。

 出馬はもちろん本人の自由だが、山本の選挙公約の美辞麗句に隠された真の出馬の動機が、資金繰りに苦しくなったための金策であって、昨年の参院選前に集めたようなかなりの額のカンパをもう一度得ようと山本一派が狙っていることは明らかだ。

 もちろん選挙には金がかかるが、昨年の山本と某新選組が選挙にかかる費用以上の週金に成功したことは、赤坂の「一等地」に事務所を構えることができたことからも明らかだ。だが、この時にベースとして考えていた党の成長戦略の見積もりが過大で、そのために資金難に陥っていることはほぼ間違いない。

 しかも某新選組には本部職員の解雇問題もある。これは有田芳生が「音声がある」と言っていたにもかかわらずまだ週刊誌ネタになっていないし、ツイートで山本を非難した社会新報編集長はそのツイートを削除してしまったが、想像をたくましくすれ策がうまくいけばこの問題も解決するとの取らぬ狸の皮算用をしているのかもしれない。山本や彼の取り巻きはそれでも良いのかもしれないが、おそらく職員たちはたまったものではないだろうし、労働問題に無関心な「リベラル」たちというのもどうかと思う。

 とにかく、資金難などという手前勝手な理由で出馬されたのではたまったものではない。何が「あなたを幸せにしたいんだ」だよ。口先だけじゃないか。ふざけるな、の一語に尽きる。

 今回の都知事選は、小池百合子山本太郎という、絶対に落としたい候補が2人もいる選挙になることがほぼ確実になった。従って、これまで言っていた「消去法」ではなく、もう少し積極的な姿勢で宇都宮健児に一票を投じることに決めた。まあ小池を落とすのは事実上不可能だろうとは思っているが。

 しかし、この期に及んでまだ「権力に対する監視」の姿勢を全く欠く「リベラル」が多いことには、改めて失望させられる。いつも書く通り、野党の投手といえども紛れもない権力者だ。

 たとえば、一時同様をあらわにして「コアな支持層ほど出馬に反対だ」とか書いたはずの田中龍作は、山本陣営の繰り出す「立民主要打撃論」にあっさり丸め込まれて、山本太郎応援のスタンスに戻った。

 

 

 あるいは、山本太郎元号名を冠した政党を立ち上げた頃にはこれを批判していた人たちの中にも、いつの間にやらそんな批判をしなくなってしまった人は少なくない。そういう人たちは、今回も山本に対して迎合的な姿勢を見せている。

 やはり今回も都知事選はリベラルにとっての「鬼門」になってしまいそうだ。