kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

田中龍作、山本太郎が東京8区出馬を強行すれば「2016年の都知事選の悲劇を再現して山本は政治生命を失う」と警告

 伊藤広剛氏のツイートより。

 

 

 田中龍作が何やら書いていて、それが衆院選東京8区の立憲民主党(立民)・吉田晴美候補予定者の参院選転出説に触れていることは、コメント欄で教えていただいたので知っていたが、正直言って田中の記事など読む気がしなかった。しかし、上記伊藤氏のツイートで田中が山本太郎に諌言していると知り、見に行く気になった。下記は田中の記事へのリンク。

 

tanakaryusaku.jp

 

 以下引用する。

 

「東京8区騒動」 2016年に起きた都知事選挙の悲劇を繰り返してはならない

2021年10月9日 19:12

 

 立憲民主党の枝野代表は、きょう9日、遊説先で記者会見し、れいわ新選組山本太郎代表が昨日8日、野党統一候補として「東京8区から立候補する」と宣言したことについて、次のようにコメントした―

 「率直に言って困惑をしている。吉田はるみさんは前回の選挙の前から6年くらい地域で根を張って頑張ってきておりますし、またそれを幅広い市民の皆さんが応援を積み重ねてきた。なんとか吉田に国会で仕事をさせたいと強く感じている」

 「一方で山本さんがこのまま突っ込めば自民党を喜ばせるだけ、漁夫の利を得させるだけであると云うのは否定できない事実だと思っている」

 コメント中にある「国会で仕事をさせたい」という部分がクセモノである。吉田晴美候補予定者を8区から降ろす交換条件として、党の枢要な地位にある人物が「来夏の参院に東京選挙区から出てもらうから」と囁いているというのだ。

 吉田を比例に回すという手もある。

 彼らの計略通りに吉田を降ろして山本を8区に立てれば、2016年にあった都知事選の悲劇が再現されることになる。

 民進(立憲の前身*1)の最高幹部は、ニュースキャスターの鳥越俊太郎野党統一候補として立てれば勝てると踏んだ。そして早いうちから準備を進めていた弁護士の宇都宮健児を、事実上引き摺り降ろしたのである。

 結果はどうなったか。鳥越は彼らの予想に反して大惨敗。宇都宮は選挙に出られずじまいだった。鳥越の姿は山本に重なる。

 杉並区には、有権者たちが野党(維新をのぞく)の候補予定者を一堂に集めてそれぞれの政策を聞き、納得の行く候補を押し上げていく、というシステムがある。地元有権者たちが大事に育ててきた候補予定者なのである。

 それを踏みにじられた有権者の怒りは凄まじい。野党の地方議員、市民運動家、なかには元祖太郎ボラまでが「山本太郎ふざけるな」と言葉を極める。

 地元、それも本来味方になるはずの陣営を敵に回せば、スーパーマンだって選挙に勝てない。山本は選挙区を変えるか、比例単独で臨む他ない。さもなくば政治生命を失う。

 ~終わり~

 

(田中龍作ジャーナルより)

 

出典:https://tanakaryusaku.jp/2021/10/00025854

 

 田中龍作がこんなことを書いてたのか。そりゃ、さしもの山本太郎も動揺するはずだ。

 そういえば、山本陣営から斎藤まさしが去ったとの話があった。今回、山本太郎が東京8区騒動を引き起こした時、やはり斎藤が今も関与しているのではないかと疑ったが、関与していたのは斎藤まさしではなくて小沢一郎とその一派だけだった可能性が高いな、と思い直している。

 というのは、「東京8区騒動」は、4年前の「希望の党」騒動の崩壊に似て、大胆ではあるけれどもあまりにも無謀な軽挙妄動であって、山本の出馬宣言は小池百合子の「排除」発言にも似た、決定的な失着だったと思えるからだ。あの「希望の党」騒動に斎藤まさしが関与していないことはいうまでもない。

 これは山本太郎が本当に東京8区から撤退する可能性が出てきた。まさか山本が東京15区に乱入してくるとは思いたくないが……。

*1:ママ。民進の後継政党は現在存在しない。かつての国民民主党民進党の後身だったが、現在の国民民主党はそうではない。立憲民主党は新旧とも民進党の後身ではない=引用者註。