kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

菅義偉は2006年の安倍晋三や2008年の麻生太郎と同じ誤りを繰り返すのではないか

 今日(9/16)発足する菅義偉内閣の閣僚人事について、昨夜までの段階で既に「内定」が次々を報じられているが、これらに関しては、ああ、第2〜4次安倍内閣を継承する政権なんだなという感想しかない。個々の閣僚人事については論評する気にもならない。

 思うのは、菅義偉は2006年の安倍晋三(第1次内閣)と2008年の麻生太郎の2人が犯した誤りを繰り返そうとしてるんだなということだ。

 2006年の安倍晋三の場合は、第1〜3次の小泉純一郎内閣を継承しなければならなかった立場が安倍の首を絞めた。第2次以降とは異なり、第1次安倍内閣の支持率は発足直後が最高で、以後は急激に落ち続けた。

 また2008年の麻生太郎は、朝日新聞の曽我豪に代筆させたといわれている『文藝春秋』2008年10月号掲載の「論文」で宣言した、内閣発足直後の解散を自民党内の反対意見に封じ込められて、翌年の「追い込まれ解散」での自民党惨敗と政権交代につながった。

 現在の世論は、2008年当時と比較するとずっと自民党にとって有利なものになってはいる。しかし、昨夜の報道ステーションで後藤謙治が発したコメントによれば、今回の3日間だけの臨時国会を閉じたあとに改めて召集される臨時国会は、9月末あるいは10月初めではなく、10月下旬の開会になるのではないか、これでは年内解散は無理ではないかとのことだ。

 新型コロナウイルスが秋冬にはまた感染者が増えるのではないかともいわれていることを考慮すると、この判断は菅政権と自民党にとって不利に働くことが予想される。

 やはり「後菅」のあとは「血で血を洗う三国時代」が到来するのだろうか。