kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「右翼は危機管理に弱い」は定説

 一昨日(11/14)公開した下記記事のコメント欄より。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

urinarazuke

 

確かに、世界的にみてもコロナにちゃんと対応できている国は韓国、台湾、ニュージーランドなど左派政権の国ばかりで、アメリカやブラジルなど右派政権の国はことごとく惨憺たる結果。
日本の世論の漠然としたイメージでは「左翼=お花畑=危機管理に弱い」が定着しているが、現実には全く逆で、安倍政権の災害対応がことごとく後手後手であったり、過去にもブッシュJr.がハリケーンカトリーナへの対応で無様に失敗したり、石原慎太郎都知事が三宅島噴火への対応が優柔不断と責任転嫁のオンパレードで、島民が火砕流(偶然低温だったため死者は出なかったが)に巻き込まれてからやっと全島民避難を決断したりといった例があり、「右翼は危機管理に弱い」は定説といってよい。
数少ない例外は、1986年の伊豆大島三原山の噴火で中曽根康弘内閣と鈴木俊一都知事が(石原とは対照的に)迅速に全島民避難を決断したことぐらいだけど、これは二人と旧内務省つながりの後藤田正晴の個人的資質の賜物だろうか。
世界的にもチャーチルやドゴールのような「危機に強い右翼」の例はあるけど、コロナ禍ではさっぱり見当たらない。
アメリカやブラジルの国民も、チャーチルやドゴールのような「救国の英雄」になることを期待してトランプやボルソナーロを選挙で選んだのだろうが、とんでもなく高い代償を支払わされることになった。

 

 なるほど、「右翼が危機管理に弱い」例は枚挙に暇がないということですね。

 ちなみに、私が上記記事を書いた時に念頭に置いていたのは、先の戦争の時の指導者たちでした。もっとも、それに先立って政党政治の自滅があったわけですが。もちろんその中には最近山本太郎がなぞらえられた社会大衆党の失敗*1も含まれます。