春にはあの岡田晴恵も称賛していた「大阪モデル」が無惨に崩壊した。
本日の検査数2611件
— 吉村洋文(大阪府知事) (@hiroyoshimura) 2020年11月22日
陽性者数490人(内70歳代以上91人)
陽性率18.9%
感染源不明者374人
感染源不明者の前週増加比1.57、
平均数203.71人
重症病床使用率44.2%(91人)
軽症中等症病床使用率46.0%
ホテル療養使用率29.7%
🟡警戒https://t.co/GeNKtgN2AY
新型コロナウイルス感染症の陽性者は、日曜日に減り、月曜日に極小値をとる傾向がある。東京都の場合は「陽性者」は3日前から前日までの検査の結果が反映されているとされており、前日が土曜日である日曜日に減り、前々日が土曜日で前日が日曜日である月曜日に極小になるとのことだ。大阪府でも週末には減っていた。
それが逆に増えた。東京都では普通に減って391人だったから、大阪府は人口がずっと多い東京都を数でも大きく上回る惨状を呈した。
大阪府の陽性者が日曜日なのにここまで増えたのは、陽性率が18.9%と高かったためだろう。つまり、490人という陽性者の数もさることながら、それでもまだ「検査数が足りていない」可能性が高い。実際には大阪府にはもっと多数の陽性者がいると思われる。
この結果を招いた原因の一つに、例の大阪市廃止の是非を問う住民投票(廃止は否決された)が挙げられる。これは誰しも想像するところだろう。
大阪府知事・吉村洋文は一昨日大阪維新の会の代表に就任したらしい。大阪府での新型コロナウイルス感染症の顕著な拡大には、吉村の責任が極めて重い。
吉村は今こそ「大阪モデル」とやらの検証結果を発表すべきだ。また、5月に「大阪府には緊急事態宣言は必要なかった」と大見得を切った件についても、総括を行わなければならない。もちろん「K値」なんかは論外だ。