kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

新型コロナの人口あたりの死亡者数で大阪府、北海道、インドが熾烈なデッドヒート。現在の「首位」(または「べった」)は大阪府!

 昨日、下記ツイートが目に入った。

 

 

 ツイートに貼り付けられたグラフを見ると、人口あたりの死亡者数が(欧米などと比較して)少ないアジア諸国にあって日本は死亡者数が多く、インドはもっと多い。しかし日本の中でも大阪府、次いで北海道で死亡者数が多く、両道府はインド全体と人口あたりの死亡者数でデッドヒートを演じていることがわかる。

 この三つ巴で現在首位というか「べった」*1にいるのが、かの悪名高い吉村洋文が率いる大阪府だ。

 次いでインド。インドで思い出すのは、昨年の5月頃だったと記憶するが、インド政府が新型コロナ対策よりも「経済を回す」ことを優先する方針を決め、それを境に新規陽性者数が急増したというニュースが報じられたことだ。グラフを見るとその頃の陽性者の急増が確かに反映されている。北海道でも昨年の第1波で急激な陽性者数増加が見られたが、この北海道の知事・鈴木直文も吉村洋文を連想させる新自由主義者だ。

 そして、第3波の前半で陽性者急増に見舞われたのが北海道と大阪府だった。第3波では、前半で北海道や大阪府ほどの感染爆発でなかった東京都の規制をめぐって菅義偉小池百合子が醜い責任の押し付け合いをやったあげくに規制を強化しなかったために、年末年始に北海道や大阪府を上回る感染大爆発を招いたが、この第3波後半で東京都ほどの感染爆発でなかったことにあぐらをかいた吉村洋文が再び対策を手抜きしたために、大阪府は第4波の惨状を招いた。さらに大阪府に少し遅れて鈴木直文の北海道でも第4波の感染爆発が起きた。

 このように概観すると、インド、大阪府、北海道が激しい三つ巴の混戦を演じるのも宜なるかなと思う。三者とも、陽性者が増えて当然の新自由主義政策をとってきたからだ。なお、小池百合子ネオリベの強烈さで吉村や鈴木に一歩もひけをとらない東京都も、日本の都道府県で4番目に悪い人口あたりの死亡者数を誇っている*2。東京都は日本の自治体の中ではPCR検査数が多いためか致死率は大阪府などと比較して非常に低いが*3、人口あたりの死亡率は高いのである。

 インド、大阪府、北海道のうち「ワースト1」に輝くのはどこだろうか。

*1:東京で言う「びり」に相当する大阪弁。半世紀以上前に大阪府に住んでいた幼少時に覚えた言葉だが、大阪では今でも「べった」と言うのだろうか。

*2:北海道は3位で、2位は兵庫県だが、間もなく北海道が兵庫県を追い抜く勢い。

*3:裏を返せば、大阪府は一部の「リベラル」たちを含む人々の思い込みとは大いに異なり、PCR検査数が少なすぎるということだ。