kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

何が「5つの『小』を徹底せよ」だよ。「1つの『小』」を「排除」する方が、はるかに有効な新型コロナ対策だ

 「5つの『小』を徹底せよ」とか抜かした馬鹿にむかっ腹が立った。

 反射的に思い出したのは、プロ野球のさる元「大投手」が監督をやった時にNHKのスポーツニュースで偉そうに語った「3つのコメ」だった。確か、「投げ込め、打ち込め、走り込め。秋にはコメが実を結ぶ」といかいう迷文句だったが、この監督が秋に実を結ばせたことはついに一度もなく、それどころかのちに渡米して大活躍した才能に恵まれた投手を故障させてしまったのだった。ある年、この投手が制球が定まらずに16四球を出したのに完投させた試合があった。ちなみにその試合にはなんと勝ったのだが、無理は続かなかった。この試合で191球も投げたその投手はほどなく故障し、こんな監督の下ではやってられないとばかりに強引にメジャー入りしたのだった。数年前に阪神藤浪晋太郎が当時の監督・金本知憲の怒りを買って161球の懲罰投球を強いられた試合*1で思い出したのが、この「3つのコメ」のおっさんの暴挙だった。野茂英雄アメリカでこのおっさんを見事に見返したが、藤浪は今も金本を見返すことができずに苦しんでいる。

 などと延々と脱線したが、「5つの『小』」で腹が立ったのは、そんな説教なんかしてないで、「1つの『小』」を「排除」する方が、よほどコロナ対策に有効なんじゃないかと思ったからだ。

 というのは、この緑のたぬきは最近「ネオリベの誰かさん」と手打ちしたらしく、ひところのような「コロナファイター」の演技をしなくなっているからだ。来年に予定されている東京五輪で出しゃばりたいという欲望からに違いない。

 そもそも昨年春、こいつがコロナより五輪を優先して、五輪開催の延期が決まるまではコロナ対策を手抜きしたことが今日の惨状の一因になっている。五輪延期が正式決定されると、それまでの態度を豹変させて「コロナファイター」の演技を始めたことには驚き呆れてしまった。

 こんな狸は、本当は昨年の知事選で退治しなければならなかったのだが、それを東京都民に求めるのは、大阪府民・大阪市民に維新退治を求めるのと同様に無理な注文だった。残念至極。

*1:阪神近鉄とは違ってこの試合に負けた。