kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

二度目の緊急事態宣言は「戦力の逐次投入」で最悪の結果を招く

 菅義偉政権のやる気のなさばかりが感じられた、二度目の緊急事態宣言発出だった。

 今日(1/7)は、昨年3月から4月にかけてのことを思い出していた。

 緊急事態宣言が出される1か月以上も前の3月2日から、区立図書館の閲覧室は使えなくなっていた。

 それが、今回は緊急事態宣言が効力を発する明日以降に開館時間を変更するアナウンスさえない。

 私の最寄りの図書館は、昨年4月から外部委託による開館時間延長が決まっていたので、現在は昨年3月1日までよりも開館時間はかえって長くなっている。閲覧室の座席数は半数になり、アクリル板の仕切りが設けられるなどはしているが。

 スーパーも、昨年は緊急事態宣言発効と同時に8時に閉まっていたのが、今回は営業時間はいつもと同じだ。

 職場も、昨年は緊急事態宣言発効と同時に出勤日が6割減、その1週間半後には西浦博の提言通り8割減になったが、今年は今のところ制限はない。

 これでは現在恐ろしい勢いになっている新型コロナウイルス感染症の急拡大を止めるには「焼け石に水」だろう。

 それでなくても人の流れを止める効果は2週間経たないと表れないとされるのだから、今後しばらくは感染の急拡大は進むだろう。そうなれば、もっと厳しく人の流れを止めなければダメだという意見が強まり、昨年春と同じような強い制限が行われるのは時間の問題だ。このことは確実に予測できる。

 菅政権の支持率は今後も下がり続けるだろう。政権発足後4か月弱、何もしないどころか有害きわまりない「GoTo」に固執した菅の失政の罪はあまりにも重い。

 また、菅政権にばかり風当たりが強まっているために相対的に得をしている、東京都知事小池百合子大阪府知事・吉村洋文らの罪も、菅と同じくらい重い。

 新型コロナウイルスは忖度などしないから、吉村が「大阪府は感染を抑え込めている。緊急事態宣言は必要ない」とか「医療の限界を超えない限り経済を回す」などと垂れ流し続けた恥知らずの妄言をあざ笑うかのように、大阪府に2日連続の新規陽性者数という結果をもたらした。東京都に至っては、昨日(1/6)より800人以上も多い2447人の新規陽性者を出した。日本国民、東京都民、大阪府民は「菅と小池と吉村に殺される」危機に晒されている。

 コロナ担当大臣の西村康稔は「東京都の新規陽性者数が日に500人を下回ったら緊急事態宣言を解除する」などと抜かしたそうだ。真剣さが全くない。これほどまでにも無能な西村は即刻議員辞職すべきだ。

 二度目の緊急事態宣言は、間違いなく「戦力の逐次投入」になる。これは最悪の結果を招くことを歴史は教えている。やはり「歴史は繰り返す」のか。